隠蔽された障害―マンガ家・山田花子と非言語性LD
本書はどうやら、編集者が最初に思い描いたようには出来上がらなかったようだ。
2001年の初版である。
漫画家、山田花子は1967年(昭和42年)生まれ。
『ガロ』誌などに漫画を連載するが「行き詰まり」
1992年5月24日25歳で、自死。
通院歴では精神分裂病(当時の呼称、現在は統合失調症)とされたが、
著者は精神分裂病に端を発する非言語性LDではないかとの見解を示している。
その根拠は父親とのインタビューで得られた生育歴と、残された膨大な日記
漫画作品群で、たいへん正当な手続きを踏んでいる。
編集者は流行の「アスペルガー症候群」に比定したかったようであるが、
(その気持は本のカバーの惹句に伺える)
著者はその「ラベル貼り」には協力していない。
吉本ギャグ100連発 4 横丁へよ~こちょ!編 [DVD]
私は関東在住なので横丁は見たこがなく、キングコングが好きなのでこのDVDを買いましたが、一度も見たことなくても分かりやすく(ギャクですしね・・・)面白かったです。
出演者一人一人の面白シーンが纏められていて凄い嬉しかったです。
5の方も買ったのですが、私としてこちらの方が面白かったです。
自殺直前日記 完全版 (QJブックス)
二四歳で自殺した漫画家・山田花子氏の日記を編集し出版したものである。
本書では、日記という形で世の中のさまざまな「ギマン」を徹底批判していく。それは、読者からの手紙の中でも「くさいウンコや生理の血のくさいのをガマンしながら掘じくりかえす」とまでいわれているように、対人関係・家族・恋愛などにおける人間の汚い面を、自分経験をもとに完膚なきまでにえぐり出す。
こうした、「自殺」のように我々があまり目を向けようとしない部分への着目こそが、それを隠蔽して「生」を継続しようとする、実は「生きにくい」現代社会に対する強烈な問いかけとしてここに表れているといえよう。
また、本人は自分に強い劣等感を抱いているが、読むと、実は漫画家として優秀な人であったと感じさせられる。