新・電気じかけの予言者たち ―新世紀篇―
TM NETWORKの活動を振り返るシリーズ第3弾。今回は2001年〜2004年までの活動について、前2作同様木根尚登の視点から紹介している。9.11テロに衝撃を受け、そこからアーティストとして何をすべきかを見出していくことが本作のひとつの軸・テーマとなっている。前作同様TMのみならず各メンバーのソロ活動についても詳細に触れられており、しかも2002年の小室とKEIKOの結婚についても取り上げているのでファンは必見。シリーズを通して言えることだが、本全体を貫く軽妙かつ丁寧な描写と暖かな雰囲気、安定感はさすがのひとこと。個人的には、随所に登場する「運命」「すべての物事には意味がある」といった宗教がかったような記述が、やや説教臭く感じられ鼻についた。本の構成や空気感は概ね前作と同じであるため、前作が気に入ったのならこちらも普通に楽しめるだろう。
「先生はダミー」IN A BOX(インナボックス)
作品紹介を見て、キャストに子安さんの名前を拝見して購入しなければ!と思い購入しました。
原作は未読だったのですが、簡単な作品紹介を読んでお話としても面白そうだな・・・。と思っていたので。
メインとしては、井上さん演じる「柚木さん」と、近藤さん演じる「桐野さん」が主なストーリーの流れでその廻りを取り巻く3人の個性豊かなキャラクターといった
感じなのですが、私的には、子安さん演じる「笹山さん」があまりに素晴らしく(普段の口調からキレた際の演技の迫力が凄まじく良かったです♪)、聴いていて身震いしてしまいました。
子安さんの出演されているCDには「外れだったな・・・。」と感じた作品がこれまでも無かったのですが(作品としてはイマイチでも子安さんの演技力に助けられているな・・・。という作品も多々ありますが・・・。)今回のこのCDの子安さんの迫力には本当に圧巻させられてしまいました。
改めて、子安さんの演技力の幅広さを実感させて頂けた素晴らしいCDでした。
井上さんが演じていました「柚木さん」というキャラクターもいつもの井上さんのイメージとは違ったポヨヨンとした何だかオドけた可愛らしい印象を受けて(正直、聴く前はキャストミス的な
イメージを持ってしまうのではないか・・・と感じていたのですが)良かったです。
あと、今回楽しみにしていたのは最近 個人的にプッシュな近藤さんの演技でした。
癖のある独特な声質に何だかハマってしまい今回のこのCDでも絶妙なトーンヴォイスでキャラとしても近藤さんのイメージにとても合っていたと思います。
日野さんのお軽い感じの演技、そして山崎さんの飄々とした何とも掴み所の無いキャラクターもとても良かったです。
全体として、BL作品ではあるのですが最近のものでは珍しく絡みもなく作風としてもコメディータッチなとっても楽しく聴けるCDで大満足の1枚でした。
初回生産の方を購入したので、本編CDの他にアフレコ台本と、原作同人縮刷版(どういった原案の作品なのかを触れる事が出来、キャラのイメージが掴めて本編CDを楽しむことが出来ました。)
主要キャスト5人のテーマトークCD付と素晴らしい内容で文句なしの☆5つです。
是非、初回生産CDの方で本編と併せて楽しいテーマトークも聴いて欲しい1枚です。
(子安さんのテーマトークでのテンションの高さ(楽しそう)と、子安さんと井上さんの褒め殺しトーク?を大爆笑しながら聴いて頂きたいです。)
真・電気じかけの予言者たち-眺望篇-
TMの曲を聴いてきて、感動する反面、その活動理不尽なものを感じるようなこともあった。だが、この本を読んで、なんとなくだが判ったような気がする。彼らの考えていること、立ち位置、非常に難しいところに立っている、だからこそ改めて応援したい気持ちになった。
SPEEDWAY
最初聞いたとき、歌詞が小室さんの今の状況と重なってしまい、ちょっと泣けました。
過去を振り返るのは、現在が辛いからだったのだろうなと・・・
が、何度も聞いているうちに、何とも人間味あふれる歌詞とメロディーがとても心地よく、ほぼ毎日聞いているよな状態です。
『RAINBOW RAINBOW』からのかなり長いファンですが、愛だ希望だ夢だと歌っていた全盛期のよりも、等身大な感じで好きです(無論その頃のも好きですが)。宇都宮さんの声も、落ち着いた感じで良かったです。
過去を振り返った後は、是非、また新しい一歩を踏み出して頂きたいと思います。TMの新しい音楽をまだまだ聞きたいですから。