1:誕生。2:人生。3:死。おすすめ度
★★★★★
三部作では、1の誕生、3の死、の中間に当たる「人生」が、描かれた一編。
冒頭のモーフィアスの、自信に満ちた演説。「何故私は、斯くも自信に満ちているのか。」
それは、
「僕の前には、道は無く、僕の後ろに道は出来る」から。
公開時に「目がイッチャッテいる、ヤバイモーフィアス。」等と言われていた様だが、
日本人の詩人が「目がイッチャッテいた」かどうかは判らない。どんな顔をして、その詩を
書いていたか、見た訳じゃないから。
終盤、モーフィアスの「信念」は、見事に「現実」に拠って裏切られる。
正に、「人生」。
人の「信念」が「現実」に拠って裏切られ続ける、その一連のプロセスを
「人生」と呼ぶ。
「俺は今まで『夢』を見ていた。しかし、その夢も、もう、潰え去った。」
・・・このシステムこそは、と思っていたのに。嗚呼、其れなのに。
・・・「人生」って奴である。
「私の人生は『糠喜び』と『失望』の連続だったわ。」
別に、葛城ミサト彼女個人に限った事では無い。
大抵の人間の人生が以下の様なプロセスを踏む。
1:予想する。
2:期待する。
3:失望する。
4:さめざめと泣く。
しかし、30歳前後の若い人間ならば、この位シンプルでも、
恐らく、40歳以上のモーフィアスにとっては、もう少し、複雑なプロセスと為る。
1:予想し、期待する。
2:「実体験」する。
3:予想は正しかった、と思い、其れが「信念」に為る。
4:また、予想し期待する。
5:再び「実体験」する。
6:「信念」が更に強化される。
7:その人間は「経験の産物」と為り、「信念体系」そのものと為る。
8:「現実」が、「信念体系」と為った、その人間を打ち砕く。
9:愕然とする。
こんな風である。
NEOの「選択」については、
また、改めて。
Keanu Reeves plays Buddha in black おすすめ度
★★★★☆
Once again the graphics outstretched the story, and for this day and age the CGI did not exceed that of most movies. The continuing saga of the movie requires that you have seen the first one to get the proper background information. As with Keanu Reeves' portrayal of Siddhartha in "Little Buddha" (1994), this time a change of costume and he must deal with impermanence and the Vedic cycles. Super imposed on this gem of understanding is excessive action that would rival that of "Kung Pow! Enter the Fist" (2002).
Neo is supposed to be "The One" according to prophecy. According to Morpheus he is to lead the people out of bondage.
Is the oracle what she appears to be?
Will Neo, in the midst of endless kicking and shooting, go on to fulfill his destiny?
Or will the love of Trinity (Carrie-Anne Moss) interfere?
This story is not so comprehensive. It needs to be viewed as part of the series to make it worth viewing.
一歩間違うとギャグ漫画おすすめ度
★★★★☆
映画「マトリックス」の続編で、仮想空間での英雄物語を題材とした近未来SF映画。
前作で覚醒した主人公が電脳空間で自由に行動し、ほとんどギャグ漫画並みのアクションを繰り広げる。
変にリアルの物理法則にこだわらず、自由奔放に英雄を表現したところが、かえって面白い作品にしていると思う。
前作は割と暗いイメージで進行し、ストーリー的にもいまいちという感があったが、今回は前作のファンであれば間違いなく楽しめる作品。
ただ、前置きとしてPCの知識が必要なのは、前作と同じ。
前作を完全に理解できなかった者が見ても、ますます訳が分からない作品となっている。
もはや完全に特定ユーザ向き(オタク)の映画だが、変にPC初心者に対する気配りをするよりも、更に電子世界を突詰めたことは、このシリーズを面白くする上では正しい姿勢だと思う。
機械に支配された人間の行く末を描いた作品おすすめ度
★★★★☆
最近こういった機械文明に対する警鐘を鳴らす作品が多いですね。「ターミネーター3」や「Iロボット」などがそうです。人間は機械を使っているつもりで、実は逆に使われている。機械無しでは生きていけなくなりつつある。「便利」と「手抜き」は違うのに、その区別がつかなくなってる。「便利」だと思いつつ、それは手抜きで、そのしっぺ返しがやってくる。本当はその機械が無くてもやっていける状態が正しいのだが…作品の中でも言われてる「疑ってみろ。事実と思っているものが実は事実ではないかもしれない。」と。教えられている事が本当は間違ってるかもしれない。そのようなことは現実世界の中でも枚挙に暇が無い。いま日本の社会でも「専門家」と称する人たちのミスが相次いでいる。「どこが専門家だ!」と言いたくなるケースが続出している。やはり人類は機械に頼りすぎて馬鹿になったのだ。この作品のように「気が付いたら機械に支配されていた」なんて事にならぬよう努力したいもんです。
大変良く出来ています。
おすすめ度 ★★★★★
わたくしめもついに買いましたよ
。他の方がコメントされているとおり、
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。