セーラ放送当時は、『いじめ』が社会問題となっており、同時期に『NHK連続テレビ小説・おしん』などの相乗効果もあって高視聴率であった。 それに主題歌も大変よく出来ており(私的にはやや暗すぎる気がするが・・)作品の雰囲気を盛り上げるに一躍をかっていた。 セーラのイジメのあまりの過剰さに視聴者から、カミソリの刃が送られてくるなど今では考えられない様なエピソードは、今では微笑ましい気さえする。 少し暗いが日本人好みのシナリオなので、ほとんどの方がおハマリになられると思われる。
気高い少女セーラが大好きでした。おすすめ度
★★★★★
1980年代に放映されたハウス名作劇場シリーズの中でもこれ程に感動した名作はありませんでした。
主題歌も感動的な仕上がりでした、早くにお母さんを亡くした伯爵家の令嬢セーラは唯一の肉親である父親も仕事が忙しく、色々な国々を渡らなければならない生活であった為にひとりロンドンの全寮制の学園へ入学をする事に、彼女の家はかなりの資産家であった為に部屋も特別室があてがわれ、彼女の優しい人柄もあり、友達もたくさでき、幸せな学園生活を送っていけるはずであったのに、父親が仕事で移動中に事故にあい急死をしたとの知らせが入る、それから彼女の学園生活は一変する。
涙なくしては観れない感動の名作です。
素晴らしい出来栄え
おすすめ度 ★★★★★
出来は非常に良いです。これだけは手に入れようと思い購入を決めました。
買って良かったと思います。
概要
大富豪の父を持つセーラ・クルーは、ロンドンの寄宿学校ミンチン女学院に特別寄宿生として入学する。友達もでき、幸せな日々を送っていたがそれもつかの間。11歳の誕生日に、父の死と破産を知らされる。悲しみにひたる暇もなく、その日からセーラは、小間使いとして屋根裏の狭い部屋で暮らすことになるのだった…。バーネットの原作をアニメ化した、1985年放送、11本目の「世界名作劇場」。
「名作」シリーズの主人公はそれぞれにさまざまな苦難に直面するが、「一番つらい目にあった主人公は誰?」と聞かれれば、多くの人が本作の主人公セーラを思い出すのではないだろうか。食事すらろくに与えられずにこき使われ、ミンチン院長や元クラスメートのラビニアにはねちっこくいじめられ、たまに味方になってくれる人はそろって立場が弱い人ばかり。しまいには雪の日に学院を追い出され、マッチ売りまでする羽目に。救いのないことこの上ないのだが、それでもセーラは優しさと誇りを失わない。ある意味、「名作」シリーズ中もっとも強靭な精神力を持った主人公と言えるかもしれない。全体を通して、見る側を決して安心させず、しかし絶望もさせない効果的な構成が際立っている。セーラがお金持ちに戻るラストは、本当にほっとするし、痛快だ。
ちなみに、これまた壮絶なしごきに耐えるヒロインで一世を風靡したドラマ「おしん」の放送が1983~84年。もしかしたらこの「セーラ」は、「世界名作劇場版おしん」ということで企画されたのではないか…と思うんですが、どうでしょう。(安川正吾)