ハウス名作劇場、1980年代に放映をされたアニメ作品シリーズで絶大なる人気がありました、その中でも毎回、度重なる不幸に耐えられずに涙する小公女セーラは別格の存在でした、テレビ放映をされた全作品(私は持っていますが)をまとめて購入をするうのは金銭的にもとても大変です、そんな方にお勧めなのがこの名作の総集編ですね。
ただ、やはり限られた時間の中に無理やりにストーリーを詰め込んでいますのでかなりの部分(主に中篇)が省かれており、私自身としてはかなり物足りないものでしたね、結局は全巻が観たくなり購入をしてしまいました、もう一度、セーラの世界を堪能したいとお考えでしたら高額でも消費税が上がる前に購入する事をお勧めします。
やっぱり最後が納得できない・・・おすすめ度
★★★★☆
このアニメは私が小学生のときに毎週日曜日にやっていたもので、私が女子校に進学したのも、このアニメの影響だし、私がはじめて買った文庫本が『小公女』だったのも、このアニメの影響です。
久々にみましたが、なかなかよかったです。ただ、二つだけ…。
一つ目は、自分がテレビで見たときもそうでしたが、最後に大金持ちになったあと、またミンチン女学院に戻るというストーリーが納得できません。ちなみに原作では、さっさと去ってしまいます。これって、優しいというより、お人よしのように思えて、納得がいきません。子供心に、徹底的にミンチン先生には仕返しをして欲しいと思った記憶があります。
それと、これは編集の問題だと思いますが、最初のセーラが幸せだった場面をもうちょっと見たかったです。かわいそうな時間が少しでも短いほうがセーラファンとしてはうれしいかな。
そういうわけで、星は4つにしました。
やさしさと誇りをもつこと!!おすすめ度
★★★★★
裕福な家で育つたセーラが、学校の宿舎生となったところから物語は始まるのですが、お父さんの仕事がうまくいかなくなったりいろいろあって、生活が一転し境遇がかわってしまって貧しくなり生活も一変していく、そんなつらくて苦しい中でも誇りや優しさを失わず懸命に生きる姿がとても感動する。いじめられるシーンでは涙が止まらなくなる。
まさに夢のコラボです。
おすすめ度 ★★★★★
出来は非常に良いです。これだけは手に入れようと思い購入を決めました。
ホント満点を付けても良い出来です。
概要
大富豪の父を持つセーラ・クルーは、ロンドンの寄宿学校ミンチン女学院に特別寄宿生として入学する。友達もでき、幸せな日々を送っていたがそれもつかの間。11歳の誕生日に、父の死と破産を知らされる。悲しみにひたる暇もなく、その日からセーラは、小間使いとして屋根裏の狭い部屋で暮らすことになるのだった…。バーネットの原作をアニメ化した、1985年放送、11本目の「世界名作劇場」。
「名作」シリーズの主人公はそれぞれにさまざまな苦難に直面するが、「一番つらい目にあった主人公は誰?」と聞かれれば、多くの人が本作の主人公セーラを思い出すのではないだろうか。食事すらろくに与えられずにこき使われ、ミンチン院長や元クラスメートのラビニアにはねちっこくいじめられ、たまに味方になってくれる人はそろって立場が弱い人ばかり。しまいには雪の日に学院を追い出され、マッチ売りまでする羽目に。救いのないことこの上ないのだが、それでもセーラは優しさと誇りを失わない。ある意味、「名作」シリーズ中もっとも強靭な精神力を持った主人公と言えるかもしれない。全体を通して、見る側を決して安心させず、しかし絶望もさせない効果的な構成が際立っている。セーラがお金持ちに戻るラストは、本当にほっとするし、痛快だ。
ちなみに、これまた壮絶なしごきに耐えるヒロインで一世を風靡したドラマ「おしん」の放送が1983~84年。もしかしたらこの「セーラ」は、「世界名作劇場版おしん」ということで企画されたのではないか…と思うんですが、どうでしょう。(安川正吾)