癒しをもたらしてくれるヴァイオリンの音色でしたおすすめ度
★★★★★
テレビでおなじみの高嶋ちさ子さんの初リーダーアルバムです。
全14曲とも有名な映画音楽で彩られています。彼女の華やかだけれど、どこか哀愁を帯びたヴァイオリンの音色が、テーマを持った映画音楽ととても相性がよく、全曲とも情感たっぷり演奏を伴った珠玉の作品に仕上がっています。
「ひまわり」、「ニュー・シネマ・パラダイス」、「マカロニ」、「太陽がいっぱい」等のヨーロッパの作品を前半に並べ、後半はアメリカ映画を取り上げるという選曲にも工夫が凝らされています。
こうやって聴きますと、映画音楽ってとても情緒豊かなメロディーとハーモニーを内在した曲が多いと言うことがよく分かりました。映画の名場面でこれが流れると涙腺が弛みそうです。
アレンジがまたいいですね。ストリングスやピアノが楽曲に変化と奥行きを与えています。ヘンリー・マンシーニの名曲「ひまわり」を聴いていますと、哀しい運命に翻弄された主人公を演じたソフィア・ローレンの哀しみがそのヴァイオリンの音色を通して伝わってきます。
映画を見た人が、その映画で受けた情感そのものを、音楽を聴くことで再現できるのが良いですね。
原曲の雰囲気を壊さずに、高嶋ちさ子さんの表現したいことが伝わった作品集だと思いました。
あるいは演歌っぽいのかもおすすめ度
★★★★★
高嶋ちさ子のヴァイオリンには情念が籠もっている。
そのあたりが「演歌」のように日本人を惹き付け、いわゆるクラシック通には
「あざとい」「わざとらしく感情を込めたような」と捉えられるのかも知れない。
…しかし、「映画」の音楽に情念を籠めて何が悪い?
私は映画アレンジの傑作だと信じる。よって星5つ。
映画好きなら、なおお薦めおすすめ度
★★★★★
私は映画はまったく観ません。でも映画音楽は素敵な曲が多いので好き。そんな映画音楽をバイオリンで♪ 映画好きの方なら、聞きながら印象的なワンシーンを思い出したりできるから、私の何倍も楽しめると思います。
凄いの一言
おすすめ度 ★★★★★
とても面白いじゃないですか
。これだけは手に入れようと思い購入を決めました。
すばらしいものだと感じましたので☆5評価としました。