三姉妹探偵団珠美・初恋篇 (赤川次郎ミステリーコレクション 4)
三毛猫ホームズのファンでした。
赤川次郎の作品は、三毛猫ホームズしか読んできませんでした。
三姉妹探偵団を読んでみたら、とても面白くて、自分が食わず嫌いだったことに気がつきました。
1を読んで、2を読まずに、今、この3を読んでいるところです。
金の亡者の3女が、真剣に生きている人のためなら、
お金を惜しまないという振舞いには、ほろっとしました。
人なら、一人の人が真剣なら、感化を受けるということを、さらりと表現しているところがよいと思いました。
でこぼこの3姉妹も、妹が真剣になったら、姉たちも協力するところが素敵です。
法律がどうこうよりも、人の生命に関わることに、一人の人が真剣になっていることが、とても大事だと思います。
殺人捜査に協力しようとしない生意気な金持ちの娘をひっぱたいた刑事が、金持ちの親からは圧力をかけられても、娘からは惚れられるというのも、ややステレオタイプですが、共感が持てました。
三毛猫ホームズは、全部読んでしまいました。
あと5年は、たぶん読まないとおもいます。
今度は、三姉妹のファンになりました。
全部読破しようと思いました。
ps.
3姉妹というと、シティハンターというアニメを思い出しました。
向うはプロの泥棒で、こちらは、アマチュア探偵という違いがあります。
それでも、一番下の妹の鼻っ柱が強いところは同じでしょうか。
三姉妹探偵団(8) (講談社文庫)
長女の綾子(あやこ),次女の夕里子(ゆりこ)と、その恋人国友刑事、三女の珠美(たまみ)のドタバタ喜劇。
殺人事件があることもあれば,自殺があることもある。
強盗あれば,詐欺もある。
なんでもあれの活劇。
4人が登場するのがお約束。
最低限4人が死なないことだけがお約束。
父親が現れないのはその次のお約束。
抱腹絶倒間違いない。
Namidairo
Namidairoは初めて聴いた時に衝撃を受けました。
メロディーが秀逸ですね、特にCメロにはYUIらしさが凝縮されているような気がしました。
歌詞からは切ない心情がひしひしと伝わってきていて、曲ともマッチしていますね。
YUIの曲は聴けば聴くほどよくなっていくものが多いです。
とにかく聴きこんでみてください。
三姉妹、ふしぎな旅日記 三姉妹探偵団(20) (講談社文庫)
この話を読む前に、イマジネーションという赤川さんの作品を読んでいて、本当に良かった。
そうでなければ話の面白さが半減するだろうからだ。
作中で、三人は過去へそれもドイツへタイムスリップをするが、先生は今の日本人へ、警告しているのだと思う。自分の言葉を三人の言葉に乗せて、私達に伝えたいのだと思う。
それも難しいやり方ではなく、綾子のおとぼけや、夕里子の人に対する真摯な行動、珠美の熱演(!?)などが、柔らかく、かつ鋭く私の心へ響いて来た。
一人ひとりが出来る事は、小さいことかもしれないけれど、やはり自分という人間の自覚を持って生きて行きたいと、心から願った。
三姉妹探偵団 (講談社文庫)
15年ほど前、中学生だった私は夏休みに何を読んで読書感想文を書こうか迷っていて、本屋さんでこの本を見つけました。家に帰り早速読み始めたら、あまりの面白さに夕食を食べるのも惜しいくらい没頭してしまいました。三姉妹の個性とその個性をうまく活かした背景に感心しながらもこの作品をきっかけに赤川次郎という作家を好きになったと同時に推理小説も好きになりました。今は昔ほど多くの本を読む時間はありませんが、いつまでもあの頃の感動を思い出させてくれる作品です。