なにかもちがってますか(1) (アフタヌーンKC)
殺人をどこまで正当化できるか。
まだ1巻しか出ていませんが鬼頭氏がこの漫画で問いたいテーマはこれではないのかと思います。
普段私達がマナーを守らない人を見ると思う「死ねばいいのに」という考えを実現することができたら―
そんな能力が許されるべきなのかはたまた許されるべきではないのか、非常に興味深い漫画です。
この漫画のテーマは現行の死刑制度や戦争の是非をも問うものではないでしょうか。
デビルサバイバー2(特典なし)
システムはアドオンをもう少し使い勝手をよくして欲しかったこと以外は不満はありません。しかしシナリオは楽しめのですが不満はあります。別に前作らしくあり必要はないですし、主人公たちに緊張感がないのもそこまで気にしていません。ですがギャグシーンの音楽の演出はひどい。笑えそうな所はとりあえずギャグの音楽を流しとけといわんばかりに流れるのは苦痛。ぶっちゃけその曲は使わずに演出するだけでこのゲームの印象が変わるのではないかと思ったほど。ここから多少ネタバレになります。まだ2ルートのみクリアなのでなんともいえませんが描写不足のも気になります。 前作らしくある必要はありませんが食料や薬不足による悲惨さの描写はロナウドの行動に説得力を持たせるのに必要だったと思います!
のりりん(5) (イブニングKC)
展開から行けば自転車自作の話なのですが、実際に作っている話は2話分だけ…
残りはツーリングの計画のお話です。
私的にはもう少し自転車組み立ての話を多めにしてもらいたかったのですがまあ、あまり要望が無かったのかな…
ツーリングの話は…まあ、可もなく不可も無く…次巻ではツーリングに付き物のトラブルのお話みたいです…
肩ひじ張らずに読めるのは良いと思いました。
テレビアニメ『ぼくらの』DVD Vol.6
一話ごとに「プレイヤー」が命と引き換えに自分達の守るべき地球を守り通す。
この巻ではモジとアノ・マキがプレイヤーとなって、彼らの大事な守るべきものの為に戦いを貫き通します。
「ぼくらの」に登場する少年少女は一人一人の生き方がとても複雑なので、興味深く彼らの人間模様を観察させられます。
何気なく口にするステーキの肉も、もしモジやアノのように、誰かの幸せの為に命を差し出したものだったら(そうだと考えたい)、僕らはそれを喜んで美味しく頂くしかないのでしょうね。
テレビアニメ『ぼくらの』DVD Vol.8【最終巻】
最初なんて残酷なアニメだろうと思いました。
でも、少しずつ見ていくうにちに、これは戦時中の特攻隊の話だなと思いました。
一人一人にかけがえのない人生があり、それでも戦いに巻き込まれて逃げられない
狂気、強制的志願に近いものがると思いました。
その中で少年少女達が一人一人が覚悟を決めていく、その中で死にたくないという葛藤もあり、
残した家族の事を思い、敵は悪者ではなく敵にも自分達と同じ守りたい家族がいて、絶対服従しなければいけない存在がいて
まさしく戦時中の特攻隊の話そのものではないかと思いました。※ちょっと腹立つが戦争儲けてる奴がいたりそれも現実どうりだ。
少年少女が入りやすいロボットアニメで、それを表しているのではないかと思いました。
命の大切さ、儚さを表している作品だと思います。
ただ残酷なだけではない、二度と同じ過ちを犯してはならないと
もっと身近なリアルさで訴える作品だと思います。
エンディングはもうちょっとと思うところもありましたが、
あえて見た人それぞれに思いをゆだねたと思えばこれでいいんかも知れないとも思ったりもしました。
製作者の思いが伝わる心に残る作品だと思う。
見かけの残酷さにとらわれないで是非見ていただきたい。