バイバイ グッドバイ サラバイ
小田和正の番組で歌った「グッド・タイム・ミュージック」と並ぶ名曲「バイバイ・グッドバイ・サラバイ」をタイトルにした、CBSソニー移籍第1作。URC時代の硬派のイメージが強かったために、最初耳にした時はずいぶんポップになった感じたものだが、その後の彼の作品を見ると、まだこの作品はURCの名残りが見られ、やや辛口の味わいで、そこがまた魅力にもなっている。
全体に5分前後の長めの曲が多く、じっくり聴かせる。1曲目ブラスが煽る「今日と明日をむすぶかけ橋」8曲目スローなビートに乗ってシャウトする「親愛なる紳士淑女の為に」がURC時代を思わせるが、その他のナンバーは内省的な歌詞やラブソングが淡々と綴られる。と言っても、どの曲も質は高く、また聴きたくなるような歌ばかりだ。
そして何と言ってもタイトル曲「バイバイ・グッドバイ・サラバイ」が素晴らしい。詞も曲もよく、文句ない名曲だ。
そのタイトル曲と並んで人気が高いのがラストの「吉祥寺」。「君に会いに行こう」と歌われるが、ラブソングではなく、「君」は友人のミュージシャンであるところも面白い。
今回のCD化は音もよく、ジャケットは紙ではないができるだけオリジナルのLPの雰囲気を再現してある。再評価されるにふさわしいこの実力派シンガー・ソングライターを、若い世代にもぜひ聴いてほしい。
西岡たかし/斉藤哲夫 スタジオライブ&インタビューROOTS MUSIC DVD COLLECTION Vol.20
40周年ライブを見逃しました。
遠い世界には、40年ほど前に聞いたとも思えないほど、鮮明に覚えています。
「遠い世界に旅に出ようか、それとも赤い風船にのって、、、」
ある時代を築いた曲ですが、現代でも生かすことができるような気がします。
ゲストも多才な人たちなので、必見です。
グッド・タイム・ミュージック
斉藤哲夫の曲は「グッド・タイム〜」「さんま焼けたか」「いまのキミはピカピカに〜」しか知らなかった。でも「グッド・タイム〜」は時々思い出して口ずさみたくなる歌だった。この曲にしてもたぶん数回しか聴いたことがなかっただろうと思う。心に残るいい曲だ。先日もふと思い出して口にしてみたが、もう一度きちんと聴いてみたくなってこのアルバムを買った。「グッド・タイム〜」以外はどうなんだろう? という気持ちが正直あったが、全曲すてきだった。四半世紀以上もこのアルバムを知らずにいて、ちょっと損した気になった。歌詞に古くささもあるがそれもまた楽しい。
遠くの空に消える前 [DVD]
メイキング映像が好きな人には最高のVTRです。絶対「買い」ですね。
映画ができるまでの苦労の中に、現場の楽しさとか、役者の素顔がまともに伺えます。
神木隆之介は、子役としての神木ではなく、本当にその辺にいる普通の男の子に見えました。
ささの友間は、本当に現場の雰囲気を盛り上げるのが上手で、別の人のセリフを何回も物まねして言ったり、神木と大後が抱きつくシーンでカメラのうしろで、それを見てハシャギながら、しかも羨ましがったり・・・。
バス移動での車中の映像もありました。大勢の子役が、まるで修学旅行のようにはしゃぎ、男女がお互い、誰が好きか?誰のタイプか?とかの会話で盛り上がり、自分もその場にいるように、見ていて楽しかったです。
神木は、その中で主役という殻ではなく、完全に一人の、素人の中学生といった感じでした。
これだけ、上手くまとまったメイキング映像は他では見たことがありません。是非、いや絶対必見です。
GOLDEN J-POP/THE BEST 斉藤哲夫
去年、年末テレビで小田和正さんのクリスマスの約束という番組で斎藤さんを知ってからCDを購入しました。声の印象が強いです。詞やメロディも今の時代でも十分通用すると思います。とにかくメッセージが伝わってきます。