中国人民解放軍総覧 (双葉社スーパームック)
いいですね。中国軍が強いのか、たいしたことないのか、今日本人なら誰しも気になるはずです。本書を一読してビックリしました。奴らは強いです。。。
陸海空、海軍陸戦隊(上陸用部隊)、大連港の空母、開発中のステルス戦闘機とトピックを網羅していてGOOD。写真も迫力がありました。
兵器類の紹介だけではなく、中国の拡張戦略の説明や核ミサイル部隊、各種ミサイルなどの説明もありよかったです。人民解放軍の組織図も分かりやすく、類書には見られない作りで満足です。
中国人民解放軍の正体―平和ボケ日本人への警告!!
この本の前半では、主に「中共が日本を敵とせざるを得ない理由」が述べられています。そして後半では、「中国共産政府の実態と、人民解放軍の現状」が著者の持つ情報源から最近の情報をもとにして述べられています。
共産主義体制下で進められた原始資本主義経済が、いかなる惨状を生み出しているか、ちょっとおそろしくなります。汚職体質はもはや払拭することは不可能なようですね。
一人っ子政策のおぞましき実態と、それに伴い急速に進む高齢化。豊かになるにつれて求心力を失う共産党と、特権意識の強い人民解放軍の軍需品横流しの実態、特に濃縮ウラン/プルトニュウムの横領など、国家感を持たない軍人の恐ろしさを感じずにはいられません。
著者・鳴霞氏の発行する月間・中国に出ていた「2011年6月17日に華人(華僑も含む)が大挙して尖閣列島へ上陸する計画がある」という警鐘も、非常に現実味があるように思いますが・・・