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ここを友達に教える
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カシス 独特の高音のゆったりとした調べはこの夏の暑さを忘れさせてくれる。
“夢の中へ”や“心もよう”をライブで中学時代に聞いた私には、なつかしく、心やすらぐ歌声なのです。井上氏自身が、若い頃の自分の声よりも50代になった今の自分の声の方が深みがあってずっと好き、と話していたけれど本当に私も同感です。

最後に入っている“決められたリズム”はそんな私を学生時代へ連れ戻してくれる風景が浮かんでは消え浮かんでは消えて・・・アオクサイ少年少女の頃へタイムスリップさせてくれるすてきな歌詞です。


ボディーガード流護身術 フランス外人部隊に所属した著者が、当時ケビンコスナー主演でヒットしたボディーガードブームを少し意識しているのかもしれませんが、要人警護のノウハウを説明する一冊。
護身術とあるが、前半はボディーガードのフォーメンションや銃の説明やら日本にいる限りはあまり実用はなさそうな解説が続き、後半はいわゆる護身術と二人で歩いている時の危機回避が解説されている。護身術は同じ著者の犯罪交渉護身術とは違い、抑え込むタイプではない打撃で引き離す直接攻撃的なタイプものが紹介されている。

ナイトランナー―ボディーガード工藤兵悟〈1〉 (ハルキ文庫) 世界の戦場で戦ってきた主人公(ボディーガード)が秘密のディスクを持って逃げている美女を守り抜くストーリー。
内容は、CIAなどが登場するなどスケールが大きくスピード感もあって悪くない。
また、今野氏は武道家(空手)であるため、戦う場面の記述がリアルであった。

ただ、今野氏は警察モノ(安積シリーズ等)が非常に面白いこともあって、これに比べると、本書は見劣り感が否めないというのが正直なところ。
また、終盤のサプライズはやや興奮少なし。
決してつまらない作品ではない(続巻が出ているのもその証左)が、お薦めできるほどのものではない。

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