幸せな王子
物語はあらゆる感情の極まりを果たしている。穏やかで、ささいである日々の生活。そこに新鮮な沈黙を感じられるような空間を保たせてくれる、そんな作品。言葉で心のかたちを表現することを愛する人に、一針一針縫いすすめて独自の世界を生み出すことが好きな人に、絵を描き、絵を目にすることで新しい空気を自己に与える人に。すべての人に。
The Happy Prince (Penguin Popular Classics)
オスカー・ワイルドの童話集です。全部で10話あります。
Happy Princeと呼ばれていた王子は、生きている間はとても幸せで宮廷から一度もでたことがありませんでした。
死後、彼の銅像が<町の高台に建てられ、彼はそこで初めて貧しい庶民の生活を毎日見ることになります。
オスカー・ワイルドの人生のように愛がいっぱいなのに、報われない。かなしい物語の一冊です。
サクラ大戦 第三期ドラマCDシリーズ Vol.3 幸福の王子~春風の恋歌~
「サクラ」はドタバタが多い。でも、そこがいいんです!ちゃんとキャラクター一人一人が良い味だしていて、「サクラ」ファンなら笑えることまちがいなしです。そして、帝国歌劇団ならではの悲劇をハッピーエンドに変えてしまうっていうのがすごく新鮮ですよ!伊倉一恵さんと高乃麗さんが歌う「春風の恋歌」はドタバタ劇とは対照的に癒し系の曲で、とても綺麗です。そして、特に、レニ好き、マリア好きのみなさんは一度聞いても損はありません!文句なく星5つです!
幸福な王子―ワイルド童話全集 (新潮文庫)
先日「幸福の王子」のドラマが始まった事もあり
ふと読み返して見た人も私だけでは無いと思いますが。。
今、読んでみると幸福の王子の後に続く
「ナイチンゲールと薔薇」この二つは共通点が
いくつかあるにも関わらず見返りを求めた者と求めなかった者。
神の手による救いの手が差し伸べられた者とそうでない者の
差を思い知らされもします。
何故ワイルドはこの二つの作品を最初の童話集に収めたのか?
同じ代償を支払う二つの作品を続けている辺り?
とても気になる所です。。
与えること、与えられることに不慣れな私たちが少しでもその場所に近づけますように。。
声ものがたり クラシックシリーズ(1)白雪姫/幸福な王子
予想以上に良かったです。テレビや本などの教育もいいですが、耳で聴くことによって現代人の忘れかけている想像力が培われそうです。子供だけではなく、大人の方にもお薦めです。