西洋骨董洋菓子店 (1) (ウィングス・コミックス)
フジの月9ドラマの原作コミック。ドラマもドラマで面白かったのですが、原作はもっと奥が深くて何度読んでも飽きません。
BLのジャンルに入ってますが、ジャンルを超えた面白さがあります。
それは、居場所を失いそうになった人間たちがアンティークという居場所を見つけて、そこで出会った仲間たちやお客さんたちとの関わりを通して、人生を模索する姿が描かれているからだと思います。
よしながさんの作品はユーモアを交えつつも、「人は一人では生きていけない、他者との関わりで初めて一人の人間の人生が成り立っている」ということをさりげなく、軽やかに示してくれます。
辛い過去や現実を抱えていても、新しい居場所を見つけ、かけがえのない仲間を見つけて今を懸命に生き、生きる道を模索し続ける。
イケメン4人の店員に骨董品に囲まれたケーキショップと、シュールな設定だけど、ケーキ作りやお店の経営、仲間達との関わりを通して懸命に生きるアンティークの面々はホント魅力的だし、どこか共感してしまうところがあります。
ドラマは全国ネット&視聴率を気にしてか、表面上のテイストは残しつつも、小野と千影のキャラクター設定が変わり、BL色がかなり薄まっています。ミスチルの音楽は効果的でドラマも素晴らしいのですが。。。
よしながさん原作の奥深い味を覚えてしまうと、BL色を活かした原作のテイストにより近づいた映像作品を見てみたい欲求に駆られてしまいます。岩井俊二が手がけたら面白いのが出来上がりそう~
アンティーク ~西洋骨董洋菓子店~ DVD-BOX
何度でも繰り返し見てしまうDVDは、宝物だ。たくさんあるのに何故特定のものばかりを見てしまうかというと、どんな気分のときでも晴れやかな気分にしてくれるからだろう。元々ミスチルファンだった私は、これにとびついた。かかるBGMは全てミスチルだからだ。ところがいざ見てみると・・・スバラシイ!何しろ役者がいい!いや脚本もいいのだろう!毎回飽きもせず吹き出してしまう!@@さんのあの時のあの表情!あれを見て笑わない人がいたらお目にかかりたいくらいだ!勿論BGMもいい!笑ってばかりかというと、じ~んとくる場面も多く・・・おかげで私はハンサム主人公4人のファンになってしまった。とってもお洒落だが決してそれだけでなく、人間が好きになるドラマだ。購入を迷っている場合ではないぞ!BOXで買ってついでにケーキと紅茶も用意して(珈琲党も紅茶を飲んでみたくなる)張り切って見てほしいな。
Antique Bakery Volume 1
西洋骨董洋菓子店の英語版第一作である。
フキダシだけでなく、擬音も英訳されていて丁寧なつくりに好感が持てる。
また本のサイズが日本版より大きいので、フキダシを埋め尽くしそうな勢いのネームも
きちんと収まっているし、カバーにも遊びが入っていていい感じ。
続刊も期待。
アンティーク ~ 西洋骨董洋菓子店 ~ 韓国映画OST(韓国盤)
アニメの方もさりげなく スマートな作品になっていたと思うのですが
その作品を邪魔する事なく それでいて曲を聴くとその時のアニメの場面が思い出されるような
ソフトではあるけれど インパクトのあるサントラ盤だと思います。
『LIFE GOES ON』以外はバッハの作品を用いているとの事なので
アルバム全体としては バロック調に仕上がっているようですが
それぞれの曲にアレンジの工夫があり またソロをとる楽器もバラエティに富んでいるので
『飽きのこない 極上のスウィーツを食べているような....』
そんな幸せな気持ちにさせてくれるアルバムです。
アニメをご覧になっていない方も 軽い感じのクラシックがお好きな方なら
価格は少し高めかもしれませんが 内容は充実していると思うので
きっと 楽しんで頂けると思います。
西洋骨董洋菓子店 (4) (ウィングス・コミックス)
どんな結末が待っているのか,最後までわくわくさせてもらえました。
後味は…ビターチョコレートケーキみたいなかんじかな?
ほろ苦いけど,それが病み付きになるかんじです。
こういう終わり方は賛否両論分かれるかもしれないけれど,
私は大好きです。何度も読み返してしまいました。
作者には「シリーズ全巻すっごく美味しかった!!ごちそうさま!」といいたいです。