若葉のころ (凜一シリーズ) (集英社文庫)
とても大好きな作家さんの大好きなシリーズです。長野さんの他の作品にも言えますが、日本語の美しさ、「四季」の美しさなど其処此処から彩りを感じられる素敵な作品だと思います。シリーズ完結編ということですが、シリーズファンとしてはまだまだ彼等のこれからや、まだ知られていない秘話などを読みたいなと少し寂しく思います。(その希望をこめての☆4つ)
冬のシンフォニー(通常盤)
毎年行っているクリスマスパーティー用に購入しました。
ポップな曲もBGMにするのですが、今年はケーキを食べるときには、雰囲気をガラリと変えて「冬のシンフォニー」をかけてみました。
澄んだ清らかな声が、いつもと違う神聖な感じがして、とてもよかったです。
若葉のころ DVD-BOX
まさしく若葉の時代であったKinKiの名作ドラマ。
単なる「アイドルドラマ」という括りにしておくにはもったいない内容になっているので
ビギナーファンには絶対に観て欲しい。
勿論、ファンでない人にも充分堪能できる「いいドラマ」であると思う。
なんと言っても主役二人の表情がいい。
全ての表情、眼差しに十代特有の眩しさがあるからだ。
若葉の時代でないと演じきれない難しい役を「アイドル」である二人が見事にやってのけた
ことは実は結構凄いことだったんじゃなかろうか。
それくらいドラマ中の二人は「アイドルのKinKiではなく、甲斐であり武司」でしかなかった。
ファンとしては現在進行形の二人が一番!なんだけど、誰もがかつてそうであったように
「若葉(10代)のころは別格」なんだな、とこのドラマを観るたびに思う。
そう思うほどこの時代の二人の演技はいい。
ドラマ的には辻褄が合わない部分がないわけではないが、とても丁寧に作られている印象がある。
登場人物が住んている街並みのロケーションは大都市でもなく田舎すぎない中級都市の雰囲気を醸し出し
とてもリアリティがあったし、脇を固める俳優陣も素晴らしい。
特に弟妹役の子達(子役)が凄い。
サっちゃんなんて今だったらもっと騒がれてるんじゃないの?って思う程の名演技っぷりだ。
制作側も演じる側も手を抜いていないことが要所から伝わってくる。
KinKiの二人がいないと完成しないドラマではあるけど「ただのアイドルドラマではない」ことは確か。
青葉の頃は終わった (光文社文庫)
大学時代のグループで、マドンナ的存在だった瞳子が自殺した。学生時代の仲間たちは、彼女の死が本当に自殺だったのか、その原因は何だったのか、仲間同士疑いながらそれぞれもつれた糸を手繰るように調べ始めるが…。
人に言えないことは誰にだってある。彼女の死後、仲間のもとに届くダイイング・メッセージとも呼べる「わたしのことを、殺さないで」という瞳子からの葉書。そのわずか数文字の中に込められた彼女の苦悩。一人の登場人物の台詞「本当にそう思う? 私たちが本当に大人になったって」――三十路間近の人間が言う言葉ではない。だが翻せば、時間の経過に追いつけない心の成熟が、今ひとつ瞳子を苦しめたものなのかもしれないと思った。
若葉のころ
甲斐は、とても有名な大病院の息子で、たけしは、母をなくし、父親も働かなく、妹弟の面倒を見ながら生活していました。そんな2人はあるきっかけをもとに仲良くなりました。しかし、たけしは父親とうまくいかず、包丁の奪い合いの末父親を刺してしまいました。そしてたけしは少年院行き。そして、甲斐は、たけしの幼なじみの少女と付き合うようになりました。少年院から出たたけしはそんな2人は自分を裏切ったと藤木の息子になります。 しかし、最終的にはたけしも甲斐もお互い本当の友達になれます。たけしは、とても強いふりをしていましたが、 私はそんなことはなかったのかな?とおもいました。 逆に本当は甲斐よりも弱かったのかもしれない。わたしも、きっとそんなに強い人間ではないはずです。
だから甲斐やたけしの気持ちがよくわかります。 ぜひ、読んでみてください。