すんドめ コンプリート・コレクション [DVD]
マンガのほうは最後の巻までは読んでいないのでこの映画のストーリーのことのみについてレビューを書きます。
正直最初はこういう破廉恥そうな作品は見たことがなかったので見てみようという軽い気持ちで見始めました。
しかし4作品を見終わってみると笑いあり感動ありで非常によくできた青春ラブストーリーだったと思いました。
このシリーズ作品は人によって大きく意見が別れるとは思いますが、個人的には久しぶりにいいものを見れて良かったです。
いびつ 3 (ヤングチャンピオンコミックス)
3巻は少しストーリーが動きました。
前巻から登場してきた人々が、柿口さんとマドカの関係を壊そうと介入してきます。
二人の力ではどうすることも出来ない、もどかしい、悔しい、悲しい不公平が、読者である僕の胸を抉ります。
しかしそれに抗うかのように。
いや、抗う価値も無いかのように。
全く完全に、心から切り離したようにして、マドカと柿口さんの日常はそこに在って、そして二人の絆はより強い、激しい、儚い、堅いものになっています。
勝手に変化していく現実を、見ないように、気付かないように、見逃し逃避し続ける。
そんなマドカが、柿口さんだけを見つめながら、彼の視線だけを感じながら、「壊さないで下さい」と、本当は気付きたくない、そう感じて仕舞わぬように見て見ぬふりを徹底してきた気持ちを思っていました。
この想いが。
柿口さんにだけ瞬間的に見せる本物の表情が、彼女にとってこの時間がどれ程大切で、如何にこの他には何も無いのかが、痛いほど伝わってきます。
マドカのすべてが、この日々なんだなぁと、読んでいて切なくて、哀しくて。
でもその中にある、お互いだけが本当にお互いだけを必要としているという、二人だけの、唯一無二の、シド&ナンシーのような、他に何も持たない、互いが全ての、他を受け付けない関係は、それを感じたとき何故か微笑が溢れてしまうのです。
こちらを明るく照らしてくれます。
涙がこぼれそうです。
本当に良い作品に出逢えたなと岡田先生に感謝しています。
これからどうなるかは全く解りませんが。
願わくば。
二人にとっての日常というハッピーエンドを。
柿口さんと夢中になって人形作りを続けられる、マドカが綺麗で居られる毎日を願わずにはいられませんでした。
この話にとっての悲しい結末は、辛すぎるので。
いびつ 6 (ヤングチャンピオンコミックス)
まずこの本はよく比較されているすんドめの方に比べて、全体的にエロイです。特にヒロインの森高円が、話が進むことによって最初はドSだったのが、Mな片鱗を見せたりというところがいいです。一方で、森高円の背景やその担任という負の存在がこの物語を歪ませている気がします。んでその負の部分が今回かなり最高潮を迎えていくところだろうなって思います。
星4にした理由は基本的に、著者の森高円に対する書き方がかなり繊細であること。しかし意外にもエロ目的で買うと怪我するよってことで4にしました。逆にそういう物語が歪んでる感じが好きっていう人であれば、+の要素だと思います。
いびつ 2 (ヤングチャンピオンコミックス)
1巻から共通して、岡田氏の描く女性キャラには独特の雰囲気が漂います。もちろん、良い意味で画力に驚かされます。ストーリーは好き嫌いがあるかもしれませんが、好きな人には物凄く合う作品だと思います。すんどめが好きだった私にはキャラの魅力がぴったり合います。おすすめの本です。
いびつ 5 (ヤングチャンピオンコミックス)
ようやく立たせられる所まで人形が完成し、その完成度に呼応するようにマニアックになっていく2人の恥辱的プレイ。
今回も胸の露出やシワの気になるパンチラが多く描写されていて、うれしい限りです。
今回の見所はシャワーでずぶ濡れになりながら「どうぞ 汚してください」というところと何と言っても黒いストッキングのフェティッシュなシーン。
首輪をして連れまわす画像が学校で広まった代償としてのプレイなのですが、常に強気な彼女が裸で懇願する姿がとても淫靡です。