ママゴト 1 (ビームコミックス)
「生まれてきて大きゅうなっただけで うんとええこなんじゃけ。」
舞台は多分、広島県―。スナックを切り盛りする映子は、商売も順風満帆。
だが、若き日の過ちが原因で子供との関わりを断って一人で生きてきた。
そんな映子の元へ、友人の滋子が5歳の息子・大滋(タイジ)を連れてやってくる。
経済的に困窮している滋子から、タイジを押し付けられた映子。初めはタイジを遠ざけようとしていたが…。
それまで面識のなかった大人と子供が、突然一緒に暮らすハメになって……と聞くと、よくある擬似家族漫画を想像するだろう。
だが、今話題の『うさぎドロップ』のような内容を期待してはいけません。それだけストーリーも登場人物も濃くて強烈です。
作者は、底辺(それもどん底)で生きる人々を描くのがとても上手い。主人公の映子も相当な修羅場人生を歩んでいます。
「家族がほしい」―。家庭の温もりを知らずに育った映子は、孤独からそう願っただけなのに運命は残酷です。
彼女の過去に起こった出来事は、若さゆえの無知や思慮のなさが原因とはいえ泣けます。そして、非常にリアルで生々しく感じました。
辛い過去から自分を解放できず、刹那的な生活を送っていた映子。彼女の内面の不安定さが、時折読み手を不安にさせます。
映子と滋子の微妙な関係も気になります。子がいない映子は子供を持つ滋子に、生活苦の滋子は経済的に安定している映子に、
お互い強い羨望とコンプレックスを抱いている様に見えます。タイジの存在が、更に二人の関係に影響を及ぼしそうな予感がします。
タイジが可愛くて面白い♪ ぽっちゃり体型も愛嬌があって可笑しいですが、その健気な言動に幾度もホロリとさせられます。
どんなに邪険にしても笑顔で明るいタイジに、次第に癒されていく映子。純真でユニークな彼の存在が物語を面白くしています。
そして、忘れてはならないのが、姐御肌で強烈な小学生女子のぺーちゃん。親子ほど年の違う映子となかなかいいコンビです。
ぺーちゃんと映子のやり取りは漫才の様で笑えます。彼女達が話す広島弁が軽妙で良いです。会話のテンポが良くて楽しい。
先を暗示する様なラストですが、次巻で終わりなのかな? 続きが気になります。
設定はヘビーですが、切ない中にも優しさが散りばめられている物語です。心に響く台詞もたくさんあり、久々に秀逸な漫画に出会えた気がします。
あらすじに「奇跡の物語」と書いてあるので、これは映子たちの「再生と救済の物語」であると信じたいです。皆、幸せになってほしい。
わが星 『OUR PLANET』 [DVD]
2010年7月に作・演出の柴さんのラップ・ワークショップを受けた。
言葉にはリズムがあり、そのリズムは個々によって違う面白さを体感したのです。
その時に柴さんがやってくれたラップでの自己紹介が超カッコよかった。
強烈にラップの作品である「わが星」を見たい!と思ったのです。
2011年4月に「わが星」の再演を三鷹市芸術文化センター星のホールで観劇。
星の一生と人間の一生・・・
星々と人々の関係性・・・
時間と空間が伸びたり縮んだり。
それと同時に感情も動かされる。
飛び込んでくる印象的な言葉の数々。
それがリズムに乗っている。
日本語の美しさが耳で見える。
音楽も心地が良い。
時報のリズムが瞑想的な状態になり宇宙を感じやすいのだろうか。
DVDでもそれは損なわれることなく伝わってくる。
今この時期だからこそ感じることもあるのだ。
演劇なる生ものをよくぞデジタルに加工できたと。
「00:00:00」は始まりなのかそれとも終わりなのか・・・ずっと心の中で流れ続けています。
お勧めです。
親子でつくるカンタンかわいいおままごと
女の子の好きなピンクと赤とふりふりときらきらがいっぱいです♪
材料も100円ショップで揃えられるもの多数。
ラミネート生地などの表記もありますが、あまり布でも大丈夫そうです。
ただ残念なのは型紙が原寸大でないこと…。
これさえなければ★5かな〜。。。
でもたくさんかわいいが詰まってます。
乙女ちっく大好きさんにおすすめです☆