私の遺言 (新潮文庫)
ある日突然始まった不思議な霊的な現象に佐藤さんは何年も苦しまれたそうです。そうしていろんな人の助けを借りそれと戦う内に、それらをとおして佐藤さんが感じたこと、分かったこと、死生観、人生観、人間が生まれて死んでいく意味。
読んでいてとても怖くなりました。本当かしらと思うところもありました。本当だったらどうしようと思い、もしそうだったら私も生き方、考え方をかえなくてはとも思いとてもとても考えさせられました。価値観が変わったともいえます。
本当に本当に考えさせられる本です。ぜひ皆さんの感想も聞かせていただきたいです。
冥途のお客 (文春文庫)
「なんだろう」と手に取ったら、
佐藤愛子による霊界についての解説書だった。
心霊現象にたびたび襲われる中、
佐藤愛子は霊界の存在を信じるようになった。
「死は怖くない、あの世があるから。」
それが本書のテーマだ。
工藤美代子の「日々是怪談」のような心霊エッセーだと思い購入したが、
霊界指南的なメッセージ性の高い書籍だった。
霊界にまつわるエピソードに登場する人物は、
遠藤周作、開高健、有吉佐和子、色川武大・・・。
昭和の文豪たちが続々と登場する。
佐藤愛子は彼らと交流があったのだので当然ではある。
いわゆる文壇の様子が思いかけず追体験できた。
アニサマ・ガールズ・ナイト favorite talk(DVD付)
ライブを見に行けないので購入しました。
でも、みたら行きたくなりました。。
アーティストのみなさんのお気に入りグッズとかもわかって、
すごく女子力upにつながりました!!
ライブ行ってる人も、行ってない人も必見です!!
ああ面白かったと言って死にたい―佐藤愛子の箴言集
佐藤愛子がこれまで、エッセイ、小説で発表してきた、「人生哲学」ともいえる抜粋集です。小説からの場合もどこの小説からの抜粋か明記してあるので、関心を持たれて未読の方は読んでみたらいかがでしょうか?
「老い/老いは人生の総仕上げである」「死/ああ面白かったと言って死にたい」「人生/思い通りの人生は退屈である」「幸福/めげずに生きようとする力」「性(さが)/私はこんな風に生きてきた」「家庭教育/生きる力を培ったもの」「人間/興味と愛情が尽きせぬ存在」「男と女/マコトの女、いい男」「夫婦/失敗しても結婚した方がいい」「あとがき」の10のカテゴリーに分かれていて、佐藤愛子ならではの名言集がたくさん書かれています。字が大きいのも読みやすいです。
現在の佐藤愛子を創ってきたものとして、おおまかな感想をいえば、苦労を苦労と思わず決して逃げずに明るい気持ちを持って、書くことで自らを鼓舞(こぶ)してきたことだと思いました。若い人にもこのような価値観もあるのだと言う事も知ってほしい名著だと思いました。