聖骸メロフォビア
『残響レギオン』から数ヶ月ぶりの少女病の新作。
間に『Metaphor』を挟んで入るものの、クェイサーのタイアップ的要素が強かったので、
少女病のいつもの作風を堪能したかった身としては、この新作は非常に待ち遠しかった。
緩と急のバランスが絶妙な曲調、安定のシンフォニックロック。
破滅的な展開とそこに見え隠れする希望の光、やはり少女病の奏でる「物語」は絶品である。
それにしても、トラック6の曲の長さとオチには戦慄するしかない。
また、続編への伏線の張り方も巧妙なのもの。
ネット各所でも噂されてるけれども、たぶん聖女は「彼女」なんだろう。
『もう「彼女」には誰もいなかった』――あまりの変貌と決意の悲壮さに泣きたくなってしまった。
CLEAVAGE ART ―聖少女が織り成す美少女の世界―
内容は、ゲーム内で使われたCGや、その原画がほとんどです。
描き下ろしのモノは無いですので注意。
他にテレカ用のイラストが数点のみ。
ゲーム自体を持っている人には本当に意味がありません。
その上、すべての絵が小さいので残念です。
余程の聖少女氏ファンで無い限りオススメ出来ません。
私は、ゲーム自体持っていますが、
数少ない(というか見たこと無い)聖少女氏の本なので購入しました。
補足:転売行為が大嫌いなので書いておきますが、
一応、原画も載ってますが、これまた小さくて、
何の参考にもなりません。
聖少女氏のインタビューも無い様なので
定価以上の価値がある本だとは思いません。
それならゲーム買えと
聖少女 (新潮文庫)
実に異様な作品です。
明らかにタブーを扱っている作品なのに関わらず
どこかその文章の雰囲気に一種の神々しさ、というか
神秘性を感じてしまうのです。
だけれども扱っているのは
近親相姦なのです。
だけれども、露骨な表現はあまり出ては来ないのは
救いでもありましょう。
一人の少女の書いた記録、
そしてそれを読んだ少年の生き様…
おそらく嫌悪感を抱いてしまうのは
少年の極悪非道の数々が
あまりにも悲惨だというところでしょう。
さすがにそこら辺の描写は
眉をひそめてしまうものもありました。
だけれども終盤にかけての
一種の美しさは目を見張るものがあります。
それは「神格化したもの」の消失により
打ち砕かれてしまいます。
少女はそして、虚無へと変わる…
美しいのですが、
読む人を明確に選びますので
星評価はここまでとさせていただきました。
ダイロンの聖少女 (クラッシャージョウ10) (ハヤカワ文庫JA)
お馴染み、ハヤカワ改訂版10作目ですが自分はソノラマ版の時にもレビューしてるんですがやはりその時と感想は同じです。SFでありスペースオペラなんですからもうちょっと話を壮大にして欲しかった。
やはりハヤカワ版の楽しみとしては安彦氏の新しい表紙と口絵です。
今回の口絵はチーム全員描かれています。ジョウとアルフィンはかなり小さめですが。
しかし回を追うたびに挿絵が少なくなり残念に思うのは自分だけでしょうか?
今後の刊行予定としては来年1月に劇場版のノベライズ「虹色の地獄」、3月にジョウの父ダンが現役の頃ダーティペアとタッグを組んで事件に立ち向かう外伝「ドルロイの嵐と続くようですね。(ご存じない方に説明しますとクラッシャージョウとダーティペアの世界観は基本的に同じです。ただダーティペアの方が時代が古い設定なのでジョウではなく父のダンの若い頃が同世代という事です)
早く本編の新作を読みたいです。
最後に最近ウエーブというメーカーからミネルバの完成品が発売されましたね。
当然自分も購入しました。クラッシャージョウファンとしてはうれしい限りです。
聖少女領域 (TVアニメ「ローゼンメイデン・トロイメント」オープニング主題歌)
1回聞けば忘れられない、アリプロ様の、曲。
結構歌いやすいんで、是非、聞いてみて欲しいです。
歌詞は、深く考えると、すっ・・・と心に入ってきますよ。
けれど、あんまり深くは考えないで下さい。
わけが分からなくなります。