こんにゃくの中の日本史 (講談社現代新書)
普段なにげなく食べている「こんにゃく」。その裏にある知られざる歴史をまとめたもの。
栽培量を増やすために先人が見つけた知恵、明治維新や戦争との関わり、主要産地の変遷等興味深いエピソードを盛り込んでおり、楽しく読めた。
地味な「こんにゃく」だが、その裏には意外なほどドラマチックなエピソードが満ちている。近代産業の歴史にスポットライトを当てた著作は増えているが、素材の面白さで読ませる好著。
ぼくたちのオペラハウス
人生の笑い、涙、そのものを歌う「ソング」。
こんにゃく座のオペラスタイルと、林光、萩京子といった巨匠の曲が見事に1つの芸術作品となっていて、大人には胸打つ、子供には楽しい、そんな世界が広がっています。
個人的には宮沢賢治の詩に林光の曲の組み合わせが抜群に好きで、知らないうちに涙が溢れています。
子供は「うんこ」が大好き!
細密画で楽しむ里山の草花100 (中経の文庫)
文庫本ですがオールカラーで100種類収録という贅沢な作りで、実際に手に取ってみると絵がとても魅力的な本です。
植物画というと咲いている綺麗な花というイメージが強いですが、この本の絵はそれだけではなくて、朴の枯葉、枯れた実、根の方が多きことが判る落花生、コンニャクの花、根まで描かれたなど、植物への詳細な好奇心もまた満足させてくれるものです。もちろん絵としてもとても魅力的です。
文章もそれぞれの植物について親しみやすく書かれていると思います。