日本アニメーション 世界名作劇場 主題歌・挿入歌大全集 第3集
聴き始めた途端、懐かしさが胸いっぱいにこみあげてきて、何だか涙まで出そうになりました。オープニング、エンディングテーマはもちろん、たくさんの挿入歌まで収録されている徹底ぶりが嬉しいです!中には「こんな歌、あったっけ?」と思うような曲までありましたが、物語のイメージがそのまま歌になっているような素晴らしい曲なので、どの曲も気に入ってしまいました。中でも『トラップ一家物語』の挿入歌は、あのトラップ一家合唱団の歌がもう一度楽しめます!
『ナンとジョー先生』や『ロミオの青い空』は、かなり原作をデフォルメした形でしたが、ストーリーが面白くて毎週観るのを楽しみにしていたのを思い出しました。ストーリーの面白さもさることながら、こうしたサウンドトラックもクオリティが高かったんだなぁ、と改めて実感しました。聴いているうちに、また『世界名作劇場』が観たくなってしまいました。
名犬ラッシー (子どものための世界文学の森 36)
小学生一年生になった息子に読ませています。幼稚園時代に読んでいた絵本に比べ大分分厚いのと漢字も多いので挑戦させてみました。漢字に関してはカナがふってあるので問題はありません。犬と人間のタッチが小学生の息子にも良く解るようでした。コリー犬をはじめヨークシャテリア等イギリスのヨークシャ地方には名犬のルーツがあることを子供に教えるのも良い機会です。ペット好きの子供は無理なく読める一冊だと思います。中身はカラーで無いので低学年の子供には興味が薄いかなと思いましたが、ストーリー自体がとても魅力的なので子供は読みながら想像を膨らませているようです。これから我が子が読書好きになって欲しいと願うご両親様に是非お勧めします!
名犬 ラッシー [DVD]
不朽の名作『名犬ラッシー』の2005年のリメイク、それも本家の英国が舞台ということでとても見たかった作品です。
内容は期待通り、情緒たっぷりの昔のイングランドと緑豊かなスコットランド(撮影はアイルランドも含む)にて、
美貌のコリー犬、ラッシーの行く先々で様々なドラマが展開されます。
ラストシーンは何度観ても泣いてしまいます。
特筆すべきは動物愛護のスタンスで、
劇中のところどころで、動物虐待に反対するメッセージがはっきりと出ています。
また特典映像の「スタッフ・キャストインタビュー」では、
動物虐待にならないように撮影することの重要さが何度も繰り返し説明されています。
英国は動物愛護の先進国なので、この部分は大人・子供問わず観ていただきたいです。
ここまでなら文句なしに★5つなのですが、日本版の特典映像に難があると思いました。
まず「ジョナサン・メイソン(ラッシーの飼い主の少年役)来日インタビュー」ですが、
傍らにラッシーとは全然別なコリー犬が座らされています。
動物検疫が厳しいからラッシーの来日が困難なのはわかりますが、
それならジョナサン君だけのインタビューをすればいい話で、
顔の模様が全然違う、別なコリーをそれっぽく配置する意味がわかりません。
また「公開時特別番組 『名犬ラッシー』のすべて」は本来の特典映像を使い回していて、内容が重複している上にダラダラ長く、
とても重要なシーンを惜しげもなく見せてしまうので、文字通り「すべて」見てしまう事になりかねません。
まさに英語で言うspoilerです。
他の方も書いておられますが、もともと素晴らしい映画なのに日本側のコンテンツが足を引っ張っている感じがいなめません。
よって★4つとさせていただきました。
名犬ラッシー 1 [DVD]
世界名作劇場終焉の引き金を引いた作品とも噂される本作。
視聴率を至上とする現状において、数字を残す事は確かにできなかった。
ただし、スポーツ中継や特番などでたびたび放送が中断するのが常態化していたあの時期、大河ドラマのように一本の太い物語を綴っていく「名作劇場」には辛い枠となっていたのもまた事実だった。
商業的な敗北という事実は覆しようもないが、作品としては丁寧に作られており、その世界に没頭することができる。
原作はエリク・ナイトの小説「名犬ラッシー」。アメリカのTVドラマで馴染みの方もいると思う。
1話完結式の小さな物語は、視聴毎に層を積み重ね、世界観を徐々に構築していく。
物語は終盤近くまで艱難辛苦もドラマティックな展開も存在しない。ただイギリスの炭鉱町での子供達とその家族の暮らし。細やかかな日常描写、少しづつ進展していく子供達の関係を観ているだけで心地良かった。
「ハイジ」に端を発する「名作アニメ」なキャラクターデザインも、「ラッシー」でひとつの到達点に至っていると思う。
打ち切りの影響か、後半ややあわただしいのがただただ残念。
厳しめに点を付ければ★★★。でも個人的にとても好きな作品なので敢えて★★★★★。
地デジ化を期にテレビを捨ててしまいましたが、「ラッシー」みたいな作品をやるというならば、視聴環境を整えますよ。
フジテレビ系世界名作劇場 「名犬ラッシー」オリジナル・サウンドトラックVol.1
世界名作劇場の中でもマニアックなこの作品ですが、他に比べても引けを取らないクオリティーの高さです。
主にジョンとラッシーの日常生活を軸に物語が展開していきますが、一話一話のストーリーのまとまりがよく出来ていて、二人の掛け合いが自然に感じられて全く飽きさせません。キャラクターは丸みを帯びた作風に今までとは違った印象を与え、ストーリーとマッチしております。
残念ながら打ち切りという形で、物語の核であったラッシーの旅が2,3話で終わってしまいましたが、それでもこの作品には魅力があります。
そんなことで今回のサウンドトラックは重宝されます。Vol.2がないのがとても残念ですが、Vol.1でも充分楽しめます。