Ever17 -the out of infinity-(限定版) Premium Edition
さて、このいかにもギャルゲーっぽいパッケージで、目を背けた、あなたっ!!
食わず嫌いはいくないっ!!絶対この絵柄無理っ!!とか拒否反応をおこしてもっ!
やっておしまいなさいっ!!最後まで、ラストまでっ!!内容はPS版のレビューに書いたので、敢えてここでは言わないですが・・・。
絶対に武視点→少年視点の順番でっ!!これだけは、しつこくても言う。でないと面白さ3割減・・・くらいかも。てか、勿体ない。
PSPでできるってことは、アレですね。電車ん中でやろうとか、そんなこともできちゃうわけです。・・・・だから警告しときますっ!!
最終章辺りを電車ん中とか街中とか、喫茶店とかでやってて、その見事なまでのジョースター家の血の馴染み具合バリの構成に(ジョジョネタすみません)「ンっン〜っ」とか「マジかっ!!!」とか「がぶりんこっ!!」とかその他もろもろ、意味をなさない叫び声を上げても
誰も責任は持てません。
叫ばずにはいられない衝動にかられてしまうかもしれないってことを、頭の隅に置いてプレイしましょう〜っ。
Ever17 サウンドコレクション
LeMU~遙かなるレムリア大陸~のフルサイズはゲームをクリアした人に改めて聞いて欲しい曲だと思います。
ゲームには入っていない2番以降の歌詞も感動のシナリオにさらに深みを与えてくれています。
作中で使用された曲は名曲ばかり。とくに『22:Karma』はお薦めです。
ブックレットのスタッフコメントも嬉しいところです。
12RIVEN -the Ψcliminal of integral-
(総合6/10点)
音声無し/完全攻略までの所要時間:17時間59分
未完の処女作「infinity」に始まったインフィニティーシリーズの
Never7、Ever17、Remember11から続くインテグラルシリーズ第1弾にあたるのが本作
自我と無意識下との時間、感覚の隔たり
それを理的、哲学的に紐解き、SF作品として昇華させ、
巧妙に練りこんだ物語展開は圧巻。さすが打越鋼太郎、恐るべし。
前作「Remember11」がゲーム本編外での
謎解き(2次的)遊び、考察を目論んだややとっつき難い挑戦作だったためか、
本作はプレイヤー主観のトリックと時間、空間が絡み合い、
長き時間を経ても変わらぬ愛する人への想いをたっぷり詰め込んでおり、
EVER17ファンには待ちに待った作風に仕上がっています。
個別ルートでは正直ワケがわからず、退屈でしたが、
最終ルートに突入すれば、その理由に驚愕、愕然とすること必至。
完全攻略後にもう一度個別ルートを辿ってみると面白さ倍増です。
しかし難解な用語の連発なので理解するのも一苦労。
ただし、文章の流れの起承転結の「承」が欠落している点が多々あり、
まるで場面や人物が瞬間移動でもしたような不可解さを覚えたのが残念でした。
また、二人の原画家がそれぞれ描いている同様のイベントCGもあり
画力の違いが歴然と見えてしまい、かえって興ざめしてしまった点など
急ピッチ開発の凡ミスがありありと見えてしまい、
ややまとまりに欠ける印象を受けました。まだまだ改善の余地ありです
また「Memories Off#5」「Remember11」と同等の快適な「KIDシステム」で
ストレスなくプレイ可能です。既読率表示を廃したことで穴埋め作業が
不要になったのは嬉しい所です。
しかし、モニタの解像度が高すぎるとフルサイズでのプレイ中に
突然画面から映像が消える現象が多々あり、イチイチ解像度を
下げてからゲームを始めなければいけない点と
ディスクレスプレイができないのが正直不便でした。
(※当方ではUXGA1600X1200解像度のモニタ使用。フルサイズにすると
ゲームの解像度がアップコンバートした「1600X1200」になってしまうためでしょうか?
ちなみに1280X960まで解像度に下げれば問題なしでした)