ワンピース THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵 [DVD]
ストーリー的には、難破船で出合った老婆を島まで送り届け、その島で宝探しをする。
その宝探しのヒントは島の伝承歌ゆらり歌。
ゆらりゆらゆら、ゆらゆらーり
海の王様、金の冠
黒き風音、痩せる想い
青き水瓶、飲み干す時
緑の森に落ちる稲妻
ゆらりゆらゆら、ゆらゆらーり
これですよね?
そして、この謎を解いて、やっと「金の冠」へ・・・という所で島の領主にして発明家のラチェットが牙を剥き、ルフィ海賊団と激突。
流れ的には悪くないと思っています。
全体的に最初の謎解きに1時間を使い、最後の激突に30分を使う90分構成の内、各種宣伝物に上がるのは最後の30分の方が多いのですが、個人的には最初の1時間の方が高く評価させてもらっております。
なんと言うか、全てがワンピースらしいって感じがするんですよ。
謎解きの方法がほぼ駄洒落だったり、宝箱の中で漂流していた婆さんとか。
テレビ版のワンピース第1話は樽に入って漂流するルフィを海軍が見つける事で始まった訳ですよ。
何となくですが、それを彷彿とさせるものを感じました。
随所がその様な感じで、今現在放送しているバージョンより、初期のグランドラインに入る前辺りのワンピースに近い物を感じました。
あの当時は純粋に「グランドラインのワンピースを目指す」という確固たる目標の元に全てが動いていましたし、これも「金の冠」を目指すという目標がしっかりしてますので。
それと、稲垣さんの演じるラチェットもそれ程悪くなく、むしろ良かったんじゃないかと思います。
どうにも稲垣さんが合わせたと言うより、稲垣さんに合わせてキャラ設定したようなラチェットでしたが(微妙に若貴族っぽい所や妙なこだわりを持っていそうな所など)とにかく「合っていた」のは事実なので十分に納得がいくと思えます。
去年のワンピースも、もちろん良かったのですが、従来の路線に戻ったこれもそれ以上に良く仕上がっていると思えます。
キスよりも早く 4 (花とゆめCOMICS)
女子高生・文乃のだんな様は、学校の先生まーくん。
幼い弟を抱えて路頭に迷っていたところを拾われての
勢いでの結婚だったけど、今ではごくあま夫婦☆
とはいえ未だキヨラカな二人の関係は、
ようやく先生から「好きだ」といってもらったところで。。
先生からの告白&雨にふられてホテルに入ったところからの続きから。
どきどきの展開ですが、、、そこは読んでのお楽しみ、で。
ホテルから出てくるところを、他の生徒に見られて。。とか
先生のお誕生日とかが今回のポイントです♪
あまやかされるばかりじゃイヤで、どんどん成長しようとする文乃と
見守りたいけどあまやかして独占したい先生の葛藤。あまあま。
25歳なんて、大人の中では若造なのに、
先生は「大人」をがんばっていると思います。
先生のもとに、謎の美少女がおとずれるところで、次に続きます。
7時間目ラプソディー (花とゆめCOMICS)
田中メカさん初の単巻マンガ★
少女漫画では定番ネタ、先生×生徒の恋愛モノです
よくある設定だとそれぞれの漫画家さんの違いが良く分かりますよね〜田中さんはとにかく男のかたがスバラシイ(輝)佐久先生のテンション、やらかい雰囲気、そしてなんといっても欲望をはっきり口にしちゃうところ(なのに嫌なかんじがまったくない!!)激しくツボでした(笑)
田中男子の中では大人組の25歳童顔・・・無敵です(涙)
主人公はいじりがいのある委員長・倫子さん、彼女がいてこそ佐久先生の魅力が十二分に発揮されるのだと思います。卒業までがんばった二人に拍手〜
3話完結+読切+αが収録されています
完結していますが、是非にもっと先がみたい作品です(熱望)
HCDシリーズ 天然パールピンク
まず、天然パールピンクのファンの方なら、絶対に楽しめます☆「天パ好きなんだけど、どうしようかな?」って悩んでいる方、買って損は、無いかと思います。「今まで、ドラマCDって買った事ないけど…。」って方、本当に、良く出来ているので買ってみて下さい。ドラマCDでは、脚本を原作者とは別の方が書くっていうのがありますが、今作は、原作者でもある”田中メカ”先生自ら、脚本を書いていらっしゃるので、原作の雰囲気というものが、とても良く表現されています。それなので、聴いていると、キャラ達の動きが見えてくるようです。私は説明が下手なので、このCDの良さを上手く表現できないのが残念ですが、ストーリーの途中で入ってくる、キャラの日常も凄く楽しいし、原作で出てきた『アイドル戦隊・スターレイン』と『アイドル刑事MOMOKO』を、音の世界で楽しむ事もできます。特に、桃野真珠の『~アイドル刑事MOMOKOのテーマ~刑事はMOMO色』は、必聴かと(笑)
ストライクウィッチーズ2 第1巻【初回生産限定】 [Blu-ray]
1期放映時、一応全話見てはいましたが、正直『買ってまで見るもんじゃないや』と思っていました;パンツ方面の、いわゆる萌え要素がやたらあざとく見えて鬱陶しかったんですね、多分。
…が、ある程度時間を置いて2期目を見たとき、『ああ、これって…戦場の友情物語なんだよな』と、素直に感じられたんです。偏見抜きで、ちゃんと受け止めることが出来たと言うことなんだろうと思います。
多分この作品、登場人物を全員男に置き換えても成立したんじゃないでしょうか。
戦争に対する強い憎しみ…と言うか、父を奪ったものに対する整理し切れないわだかまりみたいなものを抱える主人公が、ふとしたきっかけで戦火に身を投じ、大切な人々を守るため人外の存在と戦い、上官や戦友に…時に厳しく鍛えられ、時に優しく励まされながら、兵士として・人間として成長していく…そう言う過程が、とても丁寧に描かれていると思います。
恐らく、全員男でも成立したでしょう。しかし、主人公たちが女の子でなかったなら、これほど人気を博することは無かったでしょう。また、パンツを中心とした萌え要素抜きでも、やはり同様だったでしょう。そう言う、呼び水としてのこれらの設定は、決してストーリー自体を曲げること無く、また作品自体の質を低下させること無く、有効に機能していると感じました;人間ドラマがとてもしっかり描けている印象を受けます。
また、最近よく見られるように、ギャグをやりたいんだかマジをやりたいんだか、毎回切り分けなく異なる方向性がない交ぜになった状態のストーリーをダラダラ展開するのではなく、息抜きのお話は息抜きに専念し、真剣なお話では真剣なやり取りに徹する、と言う切り分けの良さも好感が持てました(本当はそんなことまで一々レビューに書くものではない、とも思いますが)。
作画・動画、演出・効果、音響・音楽、声、全体のストーリー・各話のシナリオ、いずれも非常に高いクオリティーで安定しており(少なくともこれを書いている時点で放映されている8話までは)、近年稀に見る快作であると思います。
メインキャストの中で坂本少佐の声が変更されておりますが、個人的には2期目の方がしっくりきます;と言うか、特に1話のような呵呵大笑のシーンで、1期目はどうも声に無理があるように感じることが多かったので。
一点、個人的に残念なのは銃の発射音がやけに薄くてアタックが弱いこと。エンジン音や爆発音などはそれなりなのですが、機銃の音がどうにも…これは1期目からそうなので、多分2期目もセルソフト用の録り直しは無いでしょうが…。