サンパウロ/リオデジャネイロ/マナウスに暮らす(地球ライブラリー)
少々“やすい”、製本にお金がかかっていない感のある本ですが、これからブラジルに駐在される方、現地採用で赴任される方、頻繁に出張される方にとって必携の書ではないかと思います。 痒いところにも手の届いている、とても親切な内容でした。
2008年刊ですので、そろそろ増補版が必要になってくると思います。
リバース・ワールド・ツアー~ライヴ・イン・サン・パウロ~
待ちに待ったフルレングスのライブ盤の登場。
「Rebirth」で奇跡の復活を遂げた彼らの地元ブラジルはサンパウロで行われたライブを丸ごと収録。
前任者アンドレの抜けた穴を単に埋めただけでなく、「優雅」というイメージの強かった彼らの音楽に「力強さ」を加えることに貢献したヴォーカリスト、エドゥの出来も素晴らしい。
アンドレ時代の曲をエドゥがどう歌いこなすか?という点に興味が集まると思うが、より完成度の高いメロディック・パワー・メタルに生まれ変わっている。
オリジナル作同様、メロディアスなHeavy Metalを愛する陽tなら、必聴だ!
リバース・ワールド・ツアー~ライヴ・イン・サンパウロ [DVD]
ブラジルのメロディックメタルバンド、アングラのライブDVD。2003作
2001年、母国ブラジルはサンパウロでの公演を収録。
アンドレ・マトスの後任、エドゥの歌う映像は初めて見たが、
さすがにSIMBOLSでの活動経験もあり、ライブパフォーマンスも堂に入ったもの。
さらさらの金髪をかき上げながら、どの曲もかろやかに歌いこなしている。
演奏陣はまったく安定していて、キコのギターはもちろん、ドラムの安定感もさすが。
やはり個人的に最も琴線に触れたのは1stの名曲“CARRY ON”が始まったときで、
エドゥのハイトーンが最も輝いていたのもこの曲においてだろう。
ラストはIRON MAIDENの“THE NUMBER OF THE BEAST”のカヴァーで締めくくる。
会場の録音設備のせいか音質が今一つで、レンジが狭く音に迫力がないのが残念。
「守護神伝-新章-」ワールド・ツアー2005/2006-ライヴ・イン・サンパウロ
アンディのハスキーなボーカル、モダナイズされジャーマンメタルではなくなった楽曲。最早HELLOWEENではなくなったと嘆くファンも多いかもしれない。
しかし、これだけのクオリティの楽曲を若手のバンドがいともたやすく作り出せるかというとそうも行かない。「こういった方向性」の曲が聴きたいファンにとっては、これだけ安定したクオリティのアルバムを提供してくれる現行ハロウィンはなんとありがたい存在なのだろう。
そういう意味でも、「アンディヘッコ」としての大成を祝する意味でも好評価をあげたい。
マイケル・キスクはもうHELLOWEENにはいないし、カイ・ハンセンはGammaRayでプレイしている。そう、旧来のファンにはGammaRayがあるのだ。マイケル・ヴァイカートにHELLOWEENを乗っ取られた感のあるファンもいるかもしれないが、あるべき姿に分かれただけと考えれば、これはこれで幸せな事だったのかもしれない。
繰り返すが、カイ・ハンセンはもういないのだ。乱暴な話だが、カイのHELLOWEENが聴きたいならGammaRayを聴けばいいし、ヴァイキーのHELLOWEENが聴きたい人は現行HELLOWEENを聴けばいい。
やはり、STARLIGHTのころのHELLOWEENはここにはいない。しかし、マイケル・ヴァイカートのやりたかったHELLOWEENは間違いなくここにあるので、メタルファンならば是非とも聴いておきたい一枚であることには間違いないと思う。