貧困肥満~下流ほど太る新階級社会~ (扶桑社新書)
かつて仕事で派遣をやっており、それまた時給の低い仕事で同じ賃金の人が数百人いるところで勤めていましたが、ここは相撲部屋か?と思うくらい肥満の人が多くてとても不思議でした。
またその仕事の副業として日雇いバイトをしていましたが、そこにいる人もこれまた肥満が多かった。
貧乏だろうになんでなんだろう?と思っていたところでこの本を見かけました。
内容がラフすぎるというか、執筆の丁寧さに書けるところが少し気になりますが、おおむね役に立つ著述も多く、買ってよかった本です。
低賃金なため、低栄養高カロリーなジャンクフードに依存するというのもそうですが、”デブ”だからこそ社会からスポイルされやすく、ますます肥満スパイラルに陥り下流になりやすいというのはアメリカナイズされた現代において隅に置けない話ではないでしょうか?
そう考えるとこれからの富国論において、肥満の国民を減らすを言うことがこれからの日本の国益に繋がるのかもしれないでしょう。
中盤のケースワークの管理栄養士のコメントはとくに珠玉もので、「”すこやかだ」”(酢、昆布(海草)、野菜、カルシウム、大豆)の摂取を」というコメントを見て毎日これを食べていたら、1週間で2キロ痩せました。


![夏目漱石書簡集 18/37 (明治38年7月16日~) [10:10] 内田魯庵](http://img.youtube.com/vi/jCH_2UQJjC4/1.jpg)



