春を抱いていた(8)
BLというよりはもうヒューマンドラマのような、恋愛より仕事にシフトし始めている大人の男性二人の物語です。
1枚目は、原作にほぼ忠実な、映画撮影のはなし。
大人になっていくのにかわいらしさを持つ香藤と、男として凛とした強さと、繊細さを備え持つ岩城を
三木さんと森川さんがしっかり演じています。
ゲストとしては関俊彦さんが往生、ひょうひょうとした役をさらりと演じています。
2枚目はオリジナルストーリー。
森久保祥太郎さんが登場します。存在感と情念の表現は凄まじいです。
3枚目は朗読劇2本とすこしインストゥルメンタルと、・・・・・最後の最後でフリートークが来ます。
さすがの8本目、息があった主役お二人と、
特に2枚目の生き生きとした情景が浮かぶ京都の表現など、相変わらず背景音楽に厚みがあり、
全部で数時間かかりますが聴きごたえ満点の曲です。
もう続編はさすがにないのかな…でも、伏線を張ったままの人間関係もまだ原作にもあるので、続編を切に希望します。
春を抱いていた1と比べて、二人の関係がここまで進化したのかと聴き比べてほしい。
大おススメです。
キスアリキ。(2) (スーパービーボーイコミックス)
やっぱ、新田先生ですね!
1巻より話がすごく複雑な感じになってきました。(面白さもエロも増してます)
透も体だけではなく気持ちもがっつり六実に近づいてます。(それが可愛いです!!)
後半にかけて、新たな謎のキャラが出てき話が大きく動きだします。
ものすごく気になるところで終わってますので次巻がすごくすごく読みたくなります!!
超エロいし面白いです!
冬の蝉 第二巻~蝦夷戦記~ 【通常版】 [DVD]
イギリスへ旅立つ草加を激励する秋月。別れの寂しさから自分の気持ちを唐突に告白する草加。
第一巻で二人の逢瀬がしっかり描かれているからこそ、表現としてはかなり大人向きのラブシーンに多少戸惑いつつも、
観れば観るほど、このラブシーンが切なく思えてしまう。
喘ぎ声がなんとも自然な演技で、森川、三木がいかにこの作品の人物像を理解しているかがわかる。
友情を超えて思想とか人間性とか、そういう内面に惹かれあった(もちろん外見も惹かれたのであろうが)
愛のある交わりであることが、ひしひしと伝わってくる。
留学先で遠く離れた秋月を思う草加は、自分の想像の中では秋月とともに留学に来ている。叶わない夢に浸る草加がいじらしい。
会えない切なさがにじむ台詞(三木)も素晴らしい。
留学先のシーンは、このOVAで初めて明かされた草加のエピソード。
産業の素晴らしさを目の当たりにした身には、日本の旧体制に埋没しそうになっている秋月がさぞ不憫だったろう。
同じ時期の日本では、最後の抵抗を見せる負け戦に向かった戦場の秋月が、砲火を逃れながら必死に走る様子が…。
この巻では音響効果が素晴らしく、後半はのめりこむように怒涛の展開に引き込まれる。
エンディング映像の二人の笑顔を観るのが、どんどんつらく切なくなってくる。
春を抱いていた 4 (スーパービーボーイコミックス)
違うドラマが同じ時間帯でぶつかるという設定でしたがよかったです。
同じ仕事を持つカップルって大変だなーと思いました。
岩城さんの大人としての魅力がよかったです。
冬の蝉 第二巻~蝦夷戦記~ 【初回限定版】 [DVD]
原作ファンなのでCDはもちろん、一巻、二巻も初回で購入しました。特典は珍しい形です。
一巻のほのぼのとした雰囲気から、一気に時代の流れに逆らう事を許さないとも言いたげな展開に。BLとしての最大要素も含んでいるので、幸せな雰囲気も味わわせるのですが、後半は涙でした。
幕末、旧幕府派、新政府派が好きな方はよくわかる時代ではないでしょうか。あの時代に離れてしまい、生きているかさえわからない、逢えるかさえわからない戦場。
旧幕府派が好きな方は、きっといろいろ感情移入できるかと思います。メインは戦ですから。目の前にあるのは生と死。生きるために、信じる先のために戦うしかなかった時代。違う道もあったかもしれませんが、見届けるしかないあの切なさは充分感じられます。だから泣けます。
クオリティーは一巻と比べてしまうと劣るシーンもあるかもしれません。気になってしまうシーンもありますが、全体の評価としてはとても良いものだと思います。