『神様のメモ帳』ドラマCD
ドラマCDとかはいつもは買わないんだけれど、「神様のメモ帳 4」の中でも少し触れられていたので、ついつい買ってしまった。CVも原作のイメージを重視して選んでいるなあ、という印象を受けた。なんとなく、アリスはちょっと固いかな、と思ったけれど。また、相賀沢ちえみはメモ帳のゲストヒロインっぽくてよい。
ストーリーは、ナルミがお人よしにも古着の買い付け詐欺に引っかかるところから始まる。それ自体は何となく笑い話で終わるのだが、同じ犯人が某業界の系列をカモにしてしまったため、四代目経由で犯人探しの依頼がアリスのところに回ってくる、というもの。
CDに74分という枠がある以上、そこに収まるように脚本も書かれなければいけないのは分かっているが、今回活躍したのがほとんどアリスのみ、というところがちょっと物足りない。個人的に、この作品の主人公はナルミだと思っているので、落ち込んだ部分からひらめきで活躍するところも見せてほしかったと思う。
ところで、CDには特定の製品を宣伝してはならないという制約でもあるのだろうか?アリスご愛飲のドクペの名前がぼやかされていた。
Witchenkare vol.3(ウィッチンケア 第3号)
インディーズ文芸創作誌ということで手にしてみました。
小説、エッセイ、そしてインタビューまであり、フィクションなのかノンフィクションなのか頭の中が混乱するような面白さがありました。
どの作品も気負いがなく、ふっと作者の世界観の中に引き込まれてしまうような「近さ」を感じます。
散歩の時に持ち歩きたくなるような美しい表紙も気に入っています。
次回(vol.4)の発刊が楽しみです。