花より男子 完全版 3 (集英社ガールズコミックス)
花より男子は少女マンガを代表する作品と言ってもおかしくはないと思います!!
一般人の貧乏人と超お金持ちのお坊ちゃん…
ありえない話だけど、
どんどんはまってしまうはずです!
ついつい応援したくなる、つくしと司の恋です。
最近は台湾でのドラマ化のDVDなども出ていて、
とても読み応えがあると思います。
DVDなどとあわせて是非!!!
シティーハンター in Seoul DVD-BOX1
北条司の『CITY HUNTER シティ・ハンター 全18巻 (コミック文庫)』が原作。
アニメ『CITY HUNTER COMPLETE DVD-BOX (完全限定生産)』の冴羽リョウは正義感の強い、心優しい凄腕のスイーパー(始末屋)だけど、スケベなところをアシスタントの槇村香にいつも怒られている。ところが、この作品では父親の敵討ちをするために(つまり、朝鮮民族特有の概念である”恨”がテーマ)オモテの顔として大統領直轄の国家情報院職員(ネットワーク分析官)をしているし、アシスタントは料理上手なちょっと気弱な年上男性。スケベでもなく、いちずに一人の女性を想う清純派。
こんなに設定が違うのに、「原作 北条司」と言ってしまっていいの?と思ったのですが、原作で冴羽リョウは「幼少期に中米上空で飛行機事故に遭遇したが奇跡的に生存。ジャングルに放り出されたところを某小国の反政府ゲリラ部隊のある村に拾われた。銃の扱いや戦闘においての術はこの頃より培われた。」という設定だそうなので、黄金のデルタ地帯の村で銃の扱いや武術を取得したという設定も含め、ローカライゼイションの範囲と北条司さんは認めたのでしょうか。(無断アイデア盗用でなく、きちんと北条司さんの許可を得た韓国版としての実写化らしい。)
主演は、韓国版「花より男子」で道明寺司役を演じ、一躍スターとなったイ・ミンホ。
学生役しか演じたことがなかったイ・ミンホがドラマ『個人の趣向』に続いて社会人を演じ、しかも今回初めてアクションに挑戦するというのが売りのドラマ。
と思っていたら、スピード感のあるドラマに仕上がっていて、一気に見てしまいます。
物語の始まりは、ミャンマー訪問中の全斗煥大統領と閣僚たち一行への北朝鮮工作員による爆破殺害事件(ラングーン事件)。
そして、北朝鮮への報復作戦、イ・ミンホ演じるシティハンターが青年になるまでを過ごした「黄金のデルタ地帯」でのシーンと続きます。
そのため、第1話はイ・ミンホが象に乗っているシーンやタイの水上マーケットを走り回るシーンなど海外ロケによる見所満載。日本だったら映画でも予算的にここまで豪華なのは作れないなあ。。。と圧倒されます。
圧巻なのは「黄金のデルタ地帯」での銃撃戦と地雷に吹き飛ばされるシーン。
こんなのをTVドラマで作られてしまっては、敵わないなあ!
(そう考えると、石原プロの『西部警察 PART'Tセレクション 大門BOX 1 [DVD]』って、すごいですね!)
イ・ミンホの相手役の女優パク・ミニョンがアクションを演じて、香港映画的な痛快さを加えています。
助演のイ・ジュンヒョク(『怪しい三兄弟 DVD-BOX 1』の三男)もイ・ミンホのライバル役を好演していてカッコいい。
K-PopグループKARAのク・ハラも演技初体験ながら、わがままお嬢様をうまく演じています。
しかし、なんといってもイ・ミンホの父役を演じたキム・サンジュンの存在感!
『私の男の女 DVD-BOX I』では ふっくらとした体型の彼が、筋肉ムキムキの軍人になっていて、役者魂を感じます。日本ではTVドラマのためにここまで役作りする俳優さんはなかなかいないので、驚きました。
イ・ミンホを世界へ売り出すことを意識した作品なのか、韓国ドラマでよくある”ぼかし”やBGMなどを著作権上問題のないものに差し替える編集をした「インターナショナル版」なるものもありません。
韓国のドラマや映画ではよく出てくる「反日運動の場面(独島愛キャンペーンなど)」や「日帝時代に日本人がどれだけひどいことをしたかというセリフや場面」が一切出てこないので、日本人でも?作品にどっぷりつかって楽しむことができます。
花より男子 完全版 10 (集英社ガールズコミックス)
昨年の秋放映の、TBSの花より男子のドラマをみて漫画を知りました。
五歳の娘がいる主婦ですが、たまたま見たドラマで漫画を購入する事になるとは思ってもいませんでした。
主役の松本さん、井上さんが漫画のイメージとピッタリでとても面白かったです。完全版しか読んでいないので、最後が楽しみです。
日常同じ生活をしていると、非日常のドラマにわくわくしてしまいます。
漫画の続編がでると聞き、楽しみにしています。
娘が年頃になったら、漫画はあげるつもりです。
君たちはどう生きるか (岩波文庫)
この作品は素晴らし過ぎです。
ストーリー、文章の表現力、崇高な精神性。
全てが揃っていると言っても過言ではないと思います。
ストーリーは確かに時代が古いため、若干の温度差があります。
(ただし、精神の普遍性がしっかりと出ているため、古さより懐かしさみたいな感覚を得ます)
ちなみに私は、今三十四歳です
スラスラと読めてしまうため見逃してしまうかもしれませんが、散りばめられた文章表現には天才を感じます。
例えば、
二階の窓から見おろす庭の木も、隣の屋根も、遠くの木立も、電信柱も、どこからともなくさして来る薄明かりの中に、まだ眠そうな顔をしています。
こうした文章が、ストーリーを阻害することなく紡がれます。
そして、やはり最後は、そこに息づく精神でしょう。後継である我々が、読み継いでいかなければいけない、そんな一冊だと思います。