GAME SOUND LEGEND シリーズ「タイトー・ゲーム・ミュージック」
タイトーというのはゲームミュージック界においてはちょっと変わったスタンスの持ち主のメーカーで、ファーストアルバムであるところのこの作品にもその味は色濃く出ています。(実際には、一部外注のメーカーが混ざっているので、いきなり変わった雰囲気の曲が入っていたりもしますが。タイトー作品はわりと外注が多いので。)
ピックアップしていきますと、まず影の伝説。これは基板によってバージョンが2つあるのですが、曲のいいほう…FM音源バージョンが収録されています。鋭いタイトーサウンドが展開しています。
そしてスーパーデッドヒート2。これは実は実際には市場に出回りませんでした。このアルバムのみの限定収録ということになります。なかなかかっこいい曲が揃っているだけに残念なところです。(また、もとになったスーパーデットヒートが今日に至るまでアルバム未収録なのも残念なところです。筐体が特殊だったんですよね。4モニターで。)
このアルバム最大の聴かせどころかもしれない、ワイバーンF-0。このゲームは地上と空中をハーフミラーで重ね合わせてあるという超特殊な筐体も見事でしたが、音楽面でもコルグ社の電子オルガン用チップを使うという大胆な試みをしています。(ヤマハ以外の楽器メーカーのチップを率先して使っているのはタイトーくらいです。ギャラクティックストームでエンソニックのチップを使ったりとか)
そしてPSGを豪勢に重ね合わせてリバーブ感を演出した名曲、フェアリーランドストーリー、よく響くFM音源が当時ゲーセンを席巻したバブボブルなど、とにかく名曲揃いです。まるでコンソメの素のようにネタが凝縮されています。買って損なしの5つ星です。
アルカノイドDS パドルコントローラ同梱版
とにかく昔はまった人もそうでない人も是非プレイしてみてください。とにかくはまります!!!。内容が良し。音楽良し。宇宙人キャラクターかわいくて良し。1面クリアごとにセーブが出来るのでこの手のゲームが苦手な人にもお勧めです。僕は全クリしました。ラスト泣けました!!!。
アルカノイド(コントローラー付)
ゲームメイカーで紹介されました。
ドラえもんの声優である大山のぶ代さんもはまっているソフトだそうです。
シンプルだけど非情に中毒性がありますね。有野課長が、これで酒が飲めるってのが理解できます。爽快感があります。ある意味癒しです。
流石リメイクされ続けているだけのことはあります。
アルカノイドDS オーディオプラネット
ブロック崩しらしい音楽というより、ゲームテイストな若者向け音楽といった趣です。
ゲームのスタート音や玉の跳ねる効果音をフィーチャーした曲や、横スクロールSTGの名作「ダライアス」のアレンジ曲が入っていたりと、ゲーム音楽の成分は随所に含まれているのですが、それらを知らない方が聴かれた場合、恐らく大半の曲をゲームとは無縁な音楽だと思われるのではないでしょうか。
煌やかな光が似合うダンスミックス調の曲があったかと思えば、穏やかなジャズが流れたり、ポップス風のボーカル曲があったりと、なかなか幅広い音楽を揃えています。それでいて、それぞれの自己主張が強すぎて一つの作品から剥離するようなことはなく、寄せ集めという印象を感じさせないあたりは流石と言いますか、制作側の確かな腕前を見ることができます。ただ、重厚な曲や重い低音とは無縁ですので、そういった曲が好みな方には、恐らくはあまり合わないでしょう。
音楽に浸っていたら、突然、ゲームの効果音以外の何ものでもないトラックが流れたりと多少扱いが難しい部分はありますが、全体的には高く評価して差し支えないでしょう。発売にあたって宣伝に力が入っていましたが、それに見合った内容であるように感じました。