やっぱジェーンでしょうおすすめ度
★★★★☆
長いジェファーソンの歴史の中で、グレイスがカリスマだった時代も知らず、フリーダムポイントゼロのジェーンを聴きノックアウトされ、続くモダンタイムズも愛聴盤として聴いていた私にとって、よくぞこの時代の映像が残っていたと感激。個人的には前記した2枚のアルバムからもっとプレイしてほしかったが、それは贅沢というものか。それ以前のレパートリーも押さえるところは押さえているのでしょう。時代を考えれば十分満足な映像、音はクリア。(あまりにクリアな為、加工しすぎかと思うくらい)それにしても、やっぱジェーンでしょう。
納得の出来
おすすめ度 ★★★★★
はっきりいって、すさまじい出来です
。これだけは手に入れようと思い購入を決めました。
ご参考になれば幸いです。大変お勧めですよ!!
概要
大げさなのがジェファーソン・スターシップの変わらない持ち味だった。がっしりとした力強いリフが、1970年代、80年代を通じて彼らを、(前身であるジェファーソン・エアプレインがなりえなかった)最強のロックバンドに押し上げた。だがマーティ・バリンがエアプレインからのメンバー、ポール・カントナー、グレイス・スリックとともにバンドを新たにしてから数年経つと、円熟した官能性や娯楽性によって、大げさな要素は控えめになっていく。バリンのすばらしいラブソング、スリックの生意気さ、カンターの詩が作り出す空中楼閣、多才なクレイグ・チャキーソの奏でるいたずら心あふれるギター。スターシップは楽しくて、セクシーで、聴く者を元気づけるバンドだった。だが1983年の時点では、バリンはすでに脱退して久しく、カントナーも脱退の方向に傾いており、混乱の様相を呈していた。そこにハイトーンボイスのミッキー・トーマスが加入したが、スターシップはルックスもサウンドも時代遅れになってしまった。悲しいかな、そういう事態を映しているのが、本作品「The Definitive Concert」なのである。トーマスは「奇蹟の風」「アウト・オブ・コントロール」で単調に金切り声を上げているように見えるし、スリックはほとんどの時間、目を見開いてカメラをにらんでいるが、1967年ならクールに見えた彼女の視線も本作品ではしつこくてむなしく見える。良い面を挙げるとすれば、スリックがすばらしい才能を披露する「ホワイト・ラビット」は一見に値するし、カントナーは「吠えろタイガー」で感動的なうねりのある演奏を見せ、バンドを引っぱっている。だがこの「definitive concert(極めつきのコンサート、の意)」は大部分が、全盛期を思い出させるお粗末な代物になっている。(Tom Keogh, Amazon.com)