華やかな花魁の裏側が…おすすめ度
★★★★★
韓流などの、さわやかな純愛ストーリーが大人気になりましたが、それよりも私はこっちの方が好きです☆
吉原という苦界で多くの男に汚される運命を背負いつつも、たった一つの恋に燃えた花魁たちの悲恋の物語…。このコミックスには3つの章がありますが、私は『水の月』の章が個人的に好きです!!ラストは悲しいハッピーエンドで、ハンカチなしでは読めませんっ!
それに、絵がキレイです!主人公も一人一人カワイィので、つい見とれてしまいます〜
そしてこの本のタイトルにもなっている、『陽炎 稲妻 水の月』!!なんて綺麗な言葉でしょうか!!意味は『取れそうでいて、取れないもの』だそうですが、なんと!花魁たちの恋とイメージがマッチしていて、切ないですね…。本当の純愛を見たい方、必見です!!
吉原の花魁たちの悲恋……。(T_T)おすすめ度
★★★★★
江戸吉原の花魁たちの、悲しすぎる本気の恋のお話です。
「陽炎の章」「稲妻の章」「水の月の章」と、「長崎慕情」があります。
どのお話も、涙なしでは読めないと思います。
本人の意思とは裏腹に、吉原に売られ、好きでもない男に身を任せることに恐怖を感じる遊女や、男は皆同じ、お金をゆすって搾り取ろうと考える遊女など、彼女たちにもいろいろな事情がありますが、恋をするときの一途さは皆一緒です。
そしてたくさん、病気や無理な中絶で若くして亡くなり、無縁仏として吉原には若い女性たちの霊が今も眠っているという悲しい事実にも目を背けてはいけないことを教えてくれます。
現代はこの時代よりも幸せですが、これほどの一途さは逆になくなっているのではないでしょうか。
そんな中、唯一、ハッピーエンドだった「長崎慕情」が一番好きです。
このお話は同時収録で、あのシーボルトと遊女・お滝のラブストーリーですが、本当に最後の読後感が良いですね。
素直にこんな恋愛してみたいな、と思います。
出来は非常に良いです。
おすすめ度 ★★★★★
全般的に言うと初心者向けだと思います
。これを知らずして新しい時代のエンターテイメントは語れません。
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。