私は決して「見ず嫌い」じゃありません。どちらかというと俳優さんよりストーリー重視の方だと思いますが,日常生活の中で韓ドラとの対決に費やす時間は限られておりまして,際限なくリリースされる作品群や放送に,ついつい気に入った女優さんの作品を優先してしまいます。
前半のボラ(ソン・ユリ)は高慢ちきで,女王様気取りで,全然似合っていませんが,中盤突然のストーリー展開に違和感はあるものの,韓ドラお得意の不治病ネタ登場から俄然おもしろくなってきますので,総合的には良い作品といえるでしょう。
主役を張ったヒョン・ビンは,キムサムスンの時とは対象的なシリアスな演技に挑戦しています。こちらも数学の天才がボクシングとドラマ展開に無理はありますが,無理矢理ドラマティックにまとめ上げているところが韓ドラらしくて,後半は怒涛のごとく一気に行っちゃいますので,ハマル人はハマルと思いますよ。
監督は「ごめん愛してる」のイ・ヒョンミン,シナリオは「冬のソナタ」のキム・ウニとユン・ウンギョンですから,視聴者をハメルことについては文句無しのタッグだと思います。
私は大好きな作品ですおすすめ度
★★★★★
このドラマは、私の韓ドラデビュー作であり、この作品でヒョンビンさんのファンになりました。韓ドラを敬遠していた私を、ある意味無理やり引き込んでくれた友人には、今ではとても感謝しています。
そんな、私にとって大切なドラマですが、レビューを書いていらっしゃる方の中に、ストーリーが不自然だと書いていらっしゃる方がいらして、それが、多くの方のイメージに焼きつくのは私にとって不本意なものですから、こうして、しゃしゃり出てきてしまいました。
私がこのドラマにはまった最大の理由は、テウンにもボラにも、ボラパパにも、テウンママにも、ゴヌさんにもスンリにもチュンシクにも教授にも(オイオイ)、みんなに感情移入をしてしまったからです。彼らの優しさが、伝わってきたからです。
テウンが自分を責めるのも、彼の感受性が、良くも悪くも豊かなゆえんですよね。「国家の品格」を読むと、数学者にこそ、感性が必要らしいですよ。そしてそんな豊かな感性の彼だからこそ、ボラのわがままさと、その根底にある、やりきれなさや寂しさ、強さを理解し、ボラに惹かれていくのでしょう。
まあ、最終回だけは、ボラとテウンの行動は不自然でしたけどね。。。
人間誰でも、辛い思いをすれば、理性と感情、態度と想いは、かけ離れてしまうものではないでしょうか?理性ではわかっていても、なかなか感情では割り切れない想いってありますよね。相手を思いやるからこその態度もあるし。
私には、登場人物の性格と行動が自然だと思ったし、そしてその想いやせつなさが、毎回伝わってきました。
そして、テウンとボラの笑顔は、なにものに変えられないほど、ほほえましく、こちらまで幸せな気持ちに包まれました。
さまざまな想いを、セリフだけでなく、表情やしぐさ、音楽で表現しているところも、この作品の魅力のひとつです。映像作品ならではの表現で、とても好きでした。特に、ヒョンビンさんの、表情の豊かさやしぐさ、繊細な芝居は、すばらしかったです。
音楽もすばらしかったです。初めて、OSTを買ってしまいました。
そして、OSTを聞きながら、涙していました。
ぜひ、未見の方にはご覧になっていただきたいと思いますし、ファンの方には、何度も見返していただきたい作品だと思います。そして、吹き替えでなく、ヒョンビンさんの生の声のニュアンスを聞いていただきたいです。ゾクゾクします。
ノーカット版だということも、うれしい限りです。
You tubeで、英語字幕ですが、ノーカット版を見ましたが、かなりカットされていたんですね。とてもいいシーンもカットされていました。ぜひ日本語字幕でちゃんと見たいです。
ヒョンビンさんが素敵です。おすすめ度
★★★☆☆
「雪の女王」のDVDBOXが、遂に発売になって、とても嬉しく思っています。連載が始まってすぐ、ドラマで使われている音楽がいいなあ、と思ってOST2枚(Version1と2)を購入しました。OSTは本当にきれいな音楽がいっぱいです。ドラマは。。。ドラマは、といいますと、ヒョンビンさんの他の作品、「私の名前は、キムサムスン」や「アイルランド」とつい比べてしまいますが、「雪の女王」は、ストーリー全体が不自然な感じというか、話のもって行き方が少し強引な気がしました。テウンが、親友の死で周りからも責められたり、自分自身を責めたりして、おまけに自分の生き方まで変えてしまったりして、自分に対して抑圧的な生き方をしている気がして、少し究極的過ぎる気がしました。ボラさんも、病気のせいとはいえ、かなりわがままだし、前半は特にそうで、テウンがどうしてこういう人に魅かれたのかな、と疑問に思いました(でも、後半になってボラさんが、段々と自然な感じになってきて良かったです)。ドラマの中の他の人たちも、役柄が何となくぎこちない気がして、少し残念な思いです。このドラマの特徴は、ヒョンビンさんの演技と、きれいな映像と、音楽だと思います。ヒョンビンさんのふとした時の表情や、瞳の表現がとても好きです。彼の持つやわらかくて、やさしい雰囲気も魅力的です。彼の魅力と、きれいな映像と、美しい音楽が、ドラマの中でうまく溶け合っていて、見ている私の方も、時折ふんわりとしたやわらかい気分になっていることがありました。全体的に、前半よりも、後半の方が、まとまっていたし、テウンとボラの二人の関係も自然で、良かったです。DVDBOXでは、テレビで見られなかった場面や、ドラマに関係した特典映像が楽しみです。
細部まで妥協なし
おすすめ度 ★★★★★
出来は非常に良いです。とにかくこれは絶対買いだ!
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。
概要
2007年5月~テレビ東京ほかで放映された、ヒョンビン主演の純愛ドラマ。共演は、ソン・ユリ、イム・ジュファン、ユ・イニョンほか。アンデルセンの『雪の女王』をモチーフとした新感覚の恋愛ストーリーで、ともに絶望的な傷を抱えた男女の魂の触れ合いを描いた珠玉作。雪白を思わせる主人公ふたりの美貌が、物語の切なさをより際立たせている。特に、どこか憂いを孕んだヒョンビンの表情は、主人公・ハン・テウンのキャラクターにこの上なくふさわしい。また、恋の火花を散らすヒロイン・ボラ(ソン)と、スンリ(ユ・イニョン)の駆け引きも興味深い。DVD-BOX1には、物語前半の第1話~第8話が収録されている。――親友の死に責任を感じたテウンは、名前をドックと変えて生きることを決意する。ある日彼は、美少女・ボラと出会い……。(みきーる)