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妖怪人間ベム大全

不知火プロ
おすすめ度:★★★★★
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無国籍風名作の正体を知るには
おすすめ度 ★★★★☆

1980年代中ごろまで、夏休みの昼や夕方近くに再放送される番組の定番だった
「妖怪人間ベム」。
その無国籍感溢れる美術設定、当時否今もって斬新な妖怪人間たちの姿、
そしてジャズテイスト溢れるBGM、他のどんな作品とも違う独特の恐怖感、
妖怪人間の悲哀といった部分で本作は忘れがたく、魅力ある作品となっている。
しかし、長く触れてきた作品にも関わらず、
製作の「第一動画」にあまりにも謎が多く、
全貌を知ることが困難な作品であった。

本書は、大きく三部より構成されている。
まず、1968年の「妖怪人間ベム」。
その製作に携わったスタッフが保存してきた貴重な資料を元に、
「妖怪人間ベム」の製作過程や企画、絵コンテ、ストーリー紹介を行なったものである。
本作の制作についての諸事情が判る。
妖怪たちの声を演じた小林清志氏、森ひろ子氏、清水マリ氏の座談会も有り、うれしい。
ただ、惜しむらくは素晴らしい音楽を手掛けた宇野正寛氏のインタビューや記事が無いこと。
(福岡女子短期大学で非常勤講師をされている方は同性同名なのでしょうか?)
また、諸事情で初放映時の原版通りに放映・商品化が近年なされない理由にも
迫って欲しかった。
残り二部は、お蔵入りになった1982年版と、ついに復活となった2006年版からなる。

本書は1968年版を愛する者にとり、今後もかけがえない資料になると思う。






詳しい
おすすめ度 ★★★★☆

企画段階、設定資料、全話のレビューなど内容は詳しい。
本作が2006年にまた製作されていたとは知らなかった。

もう少しカラーのページが多いとさらによかったが・・・。



上出来
おすすめ度 ★★★★★

今回の発売がすごく嬉しいです 。非常に洗練された魅力的なものになっていると思います。
感動やドキドキ感を手元に置いて、私同様に何時でも手に取って思い返して頂きたいと願います。



妖怪人間ベム 動画

妖怪人間ベム



痛風 妖怪人間ベム 小栗風葉