失踪日記
実はもう何回も
読み返したのですが、
やっぱり ものすごく面白いです。
失踪後のホームレス生活編、
その後 ガスの配管工として肉体労働を送る編、
アルコール中毒病棟で生活を送る編
それぞれ
客観的な表現者の視点で描かれており、
悲惨な話のはずなのに
1級のエンターテインメントになっている
作者の表現者としての能力に脱帽です。
ガス配管工生活で、
仕事内容も、人間関係も 難易度高いのに
ちゃんとこなして配管工としての技術も
ステップアップ?していく吾妻さんに
感心し、また、その人間模様も含め
非常に面白く。
人間って、やっぱり身体をつかうと
バランスがとれていくんだな〜と
思いました。
そのまま肉体労働を続けていれば
ある意味精神的には
健康な生活をおくれたのではないかとも。
表現者として
選ばれた人は
業を背負わなくてはいけないのかな、
とも思わされました。
ともあれ、私にとっては、
時々 無性に読みたくなり、
読後、不思議な癒しが得られる作品です。
自分の状況を第三者の視点でとらえるということを
笑いつつ気付かされているからなのでしょうか・・・。
読み返したのですが、
やっぱり ものすごく面白いです。
失踪後のホームレス生活編、
その後 ガスの配管工として肉体労働を送る編、
アルコール中毒病棟で生活を送る編
それぞれ
客観的な表現者の視点で描かれており、
悲惨な話のはずなのに
1級のエンターテインメントになっている
作者の表現者としての能力に脱帽です。
ガス配管工生活で、
仕事内容も、人間関係も 難易度高いのに
ちゃんとこなして配管工としての技術も
ステップアップ?していく吾妻さんに
感心し、また、その人間模様も含め
非常に面白く。
人間って、やっぱり身体をつかうと
バランスがとれていくんだな〜と
思いました。
そのまま肉体労働を続けていれば
ある意味精神的には
健康な生活をおくれたのではないかとも。
表現者として
選ばれた人は
業を背負わなくてはいけないのかな、
とも思わされました。
ともあれ、私にとっては、
時々 無性に読みたくなり、
読後、不思議な癒しが得られる作品です。
自分の状況を第三者の視点でとらえるということを
笑いつつ気付かされているからなのでしょうか・・・。
増補・アル中地獄(クライシス)―アルコール依存症の不思議なデフォルメ世界
アルコール依存症の世界を描いているわけだが、圧巻はやはり幻覚症状の描写だろう。幻覚症状が怖いのは、その強迫観念が患者を死にまで追いつめるものだからだ。
最後にこの本が再版されるまでの著者の様子が書かれてあるが、10年の断酒後に再入院したことを告白している。最後に「勝利の美酒」として妻の管理下に毎晩1〜2合の晩酌をしていると書いて終わっているが、はたして今も続けているだろうか。
最後にこの本が再版されるまでの著者の様子が書かれてあるが、10年の断酒後に再入院したことを告白している。最後に「勝利の美酒」として妻の管理下に毎晩1〜2合の晩酌をしていると書いて終わっているが、はたして今も続けているだろうか。
失踪日記2 アル中病棟
「失踪日記」以来の日記関係本は全て読んでいますが、「失踪日記」「うつうつひでお日記」以外は(人間としての先生のファンならともかく)漫画としての質は下降していったと思います。
しかし、今作は内容、ボリューム、更に画力ともに、「失踪日記」の上をいっています(特に画力が安定しているので、絵でとっつけなかった方も今回は楽しめると思う)。
テーマは「アル中精神病棟内での生活」というコアなものなのですが、美化せずにリアルに書き切ってます。なので、「へえー世の中こんなところがあるのかー」と、現実に存在する異世界、不思議な人々について素直に知ることができます。 あづま先生のファンでなくとも、テーマに興味があれば楽しめると思います。お得意のシュール・不条理ギャグは控えめなので。
しかし、やっぱりときどき変な生物や人々がふいにコマ内に現れたり、謎の風が吹いたり、変なオブジェが登場したりするので、「不条理あづま漫画」好きでも楽しめるのでは。
アル中気味の人(私です)は身につまされる内容です。 先生は自分のことについては軽く書いてますが、うつとアル中で苦しんだ後半生は地獄だったと思う。それでも漫画を書いてきた。すごい人だ。
しかし、今作は内容、ボリューム、更に画力ともに、「失踪日記」の上をいっています(特に画力が安定しているので、絵でとっつけなかった方も今回は楽しめると思う)。
テーマは「アル中精神病棟内での生活」というコアなものなのですが、美化せずにリアルに書き切ってます。なので、「へえー世の中こんなところがあるのかー」と、現実に存在する異世界、不思議な人々について素直に知ることができます。 あづま先生のファンでなくとも、テーマに興味があれば楽しめると思います。お得意のシュール・不条理ギャグは控えめなので。
しかし、やっぱりときどき変な生物や人々がふいにコマ内に現れたり、謎の風が吹いたり、変なオブジェが登場したりするので、「不条理あづま漫画」好きでも楽しめるのでは。
アル中気味の人(私です)は身につまされる内容です。 先生は自分のことについては軽く書いてますが、うつとアル中で苦しんだ後半生は地獄だったと思う。それでも漫画を書いてきた。すごい人だ。