★４の中ギリ。
　著者の12冊目(成コミ６冊目)から総84頁のオマケ小冊子を省いた普及版。
　この作品集の中でダントツだった小冊子(ピンクスナイパーの番外編)が無くなってしまったので、ファンの方にはとてもお薦めできません。
　上述の理由によりヨネケンファン以外の方への作品紹介となりますが、キャラデをいじりすぎて旧作より男女ともに魅力が薄くなってしまいました。絵柄的には『ドッグスタイル』から『ピンクスナイパー』の時期が一番しっくりきてたと思うのですが…。キャラデの魅力はエロを引き立てる重要な要素なのでちょっと残念。
　それでも短編づくりは相変わらず上手くて物語がエロを引き立ててます。
　破天荒な魅力が隠し味。随分丸くなったけど…。
　いずれにしても、この後１年以上に渡ってスランプで一切漫画を描けなかった著者ですが、やっと復活してくれたみたいなのでちょっち安心。
　今村夏央名義の『ファイヤーキャンディー』２巻の後書きじゃないけど、飛びっきりの狂気と屈折しまくって刹那的な思春期の若者たちへの偏屈な愛情が詰まりまくった作品をどんどん描いてくださいまし。
　『ドッグスタイル』や『ホワイト キャンディ(トリプルヴァイオレーションズ収録)』みたいなシリアスな狂気を、上達したエロ描写と融合させた作品を切望。
　血みどろだろーが糞まみれだろーが、どんなに過激でも他人の批判なんてねじ伏せるくらいの女気を見せて欲しいな。
　ヨネケン(タチ)24才は、すでに三十路に突入したけど、狂気の牙を喪った在り来たりのエロ漫画は個人的に願い下げです。
　女流作家には女流作家の良さがあるんだから、歳はくっても丸くならずにツッパリ少女の悪意ギタギタなステキな作品を再び描いてくれる日を心待ちにしてますよ。
　ってか、弱気になってんじゃねーよ！
　負けるなヨネケン！

「バカ双子」ってタイトルはどうなんだろ？
２組のセックスが収録されているが、１話目は血のつながらない兄と妹、２話目は姉妹である。
まあしかし、実用度は非常に高い。
１話目は、ツンデレ好きにははまるだろうし、２話目は処女開通と３Ｐが楽しめる。
作画もなかなか良く、乳揺れの描写は高く評価できる。

まずは冒頭のカラー群、これがこれだけでも一見の
価値有り。

ヒロインはOL、人妻、旅館の女将、看護士などなど
実にバリエーションにとんでいます。
絵に関してもさすがの生々しさと艶です。

自分が一番、良かったと思った事はお話＆シチュエーションです。
奇策を用いない話の中にも「お？」という嬉しい驚きがあって
一つ一つの作品、全ての読み切りに満足しました。

これは良作です。

成人指定漫画や同人誌で有名な方…
ゲームのキャラデザも…
未完成な感じが否めないけど、これが完成しちゃったら
大変なことになるぞ。という雰囲気はあった。
絵が極上でどんな描写もおまかせだし、
若者の青い所、軽率で今が楽しければ気持ちよければよいって
気配や空気を描かせたらセンス良すぎ。
リビドーに乗りまくりで友達の彼女とH、仲間と音楽、バイク
理不尽なマワシ、初恋の人と再会、安アパートで朝から晩まで
年上のポッチャリ、おかま風殺し屋
理解しようとしないで、感じるがいいさ。