ベストパフォーマンスを引き出す方法
室伏広治は「超人」なのだと勝手に思い込んでいた。
素人の私はオリンピックでの彼の姿くらいしか知らず、競技会に出れば当たり前のように記録を叩き出すのかと思っていた。
当たりまえだが彼とて生身の人間なのであり、その上で結果をだすため何をしてきたかが具体的に書いてある。競技会に招待されてもわけあって参加を辞退したり、私にとっては知らないトップの世界での考え方が新鮮で興味深かった。
共著のフィジカルトレーナー、咲花正弥氏はもともとスポーツ選手ではないようなのでが、室伏氏以外にもサッカーのドイツ代表を担当したりして成果をあげている。
畑ちがいの出身だからこそ見えることもあるようで、とても冷静な目も持っている人物と感じた。
その彼が世界第一線のアスリートである室伏と対談しているので話もわかりやすく参考にしやすい。
この本で特に参考になったのが、目標をどう立てるかというところ。
オリンピックに行きたいとかプロ選手になりたいとか大きな夢を語るだけではなく、それを実現するための中期的な目標を立てるべきだという。
そう述べながら、別の章では咲花氏が「自分のキャリアや将来についてはザックリと考えておけば十分」「あまりにも現実味を帯びたイマジネーションばかりが決していいものではない」と語っている。少々矛盾しているようにも思えたのだが、そこは実際の彼の経験によって述べたものであり、その相反するようなを実際にこなせることが結果に結びつくのだろう。理屈だけではなく、世界で成果をあげている人の意見だけに説得力がちがう。
スポーツの世界の読み物としても面白いし、子供からのトレーニングの組み立て方も親切に説明している。
仕事のやり方の参考としても、非常にためになる。
素人の私はオリンピックでの彼の姿くらいしか知らず、競技会に出れば当たり前のように記録を叩き出すのかと思っていた。
当たりまえだが彼とて生身の人間なのであり、その上で結果をだすため何をしてきたかが具体的に書いてある。競技会に招待されてもわけあって参加を辞退したり、私にとっては知らないトップの世界での考え方が新鮮で興味深かった。
共著のフィジカルトレーナー、咲花正弥氏はもともとスポーツ選手ではないようなのでが、室伏氏以外にもサッカーのドイツ代表を担当したりして成果をあげている。
畑ちがいの出身だからこそ見えることもあるようで、とても冷静な目も持っている人物と感じた。
その彼が世界第一線のアスリートである室伏と対談しているので話もわかりやすく参考にしやすい。
この本で特に参考になったのが、目標をどう立てるかというところ。
オリンピックに行きたいとかプロ選手になりたいとか大きな夢を語るだけではなく、それを実現するための中期的な目標を立てるべきだという。
そう述べながら、別の章では咲花氏が「自分のキャリアや将来についてはザックリと考えておけば十分」「あまりにも現実味を帯びたイマジネーションばかりが決していいものではない」と語っている。少々矛盾しているようにも思えたのだが、そこは実際の彼の経験によって述べたものであり、その相反するようなを実際にこなせることが結果に結びつくのだろう。理屈だけではなく、世界で成果をあげている人の意見だけに説得力がちがう。
スポーツの世界の読み物としても面白いし、子供からのトレーニングの組み立て方も親切に説明している。
仕事のやり方の参考としても、非常にためになる。
室伏広治 孤独な王者
写真家にはペンよりカメラを握ってもらいたいし、ペンで書くよりレンズで描いてもらいたいです。写真家としての思いや哲学は写真に反映させればよいわけで、あえて文章にしたためる必要はないと思います。黙って見せてほしい。対談も必要ありません。お互いの感性をくみとって写真に反映させればすむことです。写真一枚一枚は美しいのですが、写真集一冊として見た場合、全体的に散漫となった印象を受けました。撮影に3年を費やしたそうですが、各テーマを吟味、整理、簡素化して、終始写真のみで煮詰めるべきでした。
アテネオリンピック 日本代表選手 活躍の軌跡 [DVD]
テレビ中継時のような、派手な言葉で飾られた実況と専門家の細かい解説はありませんが、解説を兼ねたナレーションは、簡潔かつ最小限にとどめられています。
その分会場の歓声と緊張感が映像を通して伝わってきます。
テレビではほとんど中継されなかった種目、結果しか報じられなかった種目も収録され、オリンピックの大舞台での日本人選手の奮闘ぶりが収録されています。
その分会場の歓声と緊張感が映像を通して伝わってきます。
テレビではほとんど中継されなかった種目、結果しか報じられなかった種目も収録され、オリンピックの大舞台での日本人選手の奮闘ぶりが収録されています。