本日開店―高円寺純情商店街 (新潮文庫)
ノンビリ気分の商店街の皆さんも大型スーパー進出話に一致団結! 前作の『高円寺純情商店街』に引き続き作者のねじめさんの人間描写の表現力に感心させられます。そこらじゅうにいるような本当に『普通』の人達の日常を面白く的確に文章で表現できるのねじめさんならではです。『そうそう、こういう場面あるある。』とか『わかる、わかるこの気持ち!』とか同感する場面が多数ありますよ。たくさん出てくるどの登場人物も憎めず愛らしく(?)個性的に感じます。それは作者の人間への暖かいまなざしがあるからでしょう。ストーリーとしては日常に体験しそうなちょっとした出来事の数々なんですが、これが面白い!
この作品を読むと単純に『人っていいなぁ。』と思います。それに絶対どこかの商店街にぶらっと行きたくなります。ほのぼの出来る作品です。
この作品を読むと単純に『人っていいなぁ。』と思います。それに絶対どこかの商店街にぶらっと行きたくなります。ほのぼの出来る作品です。
高円寺純情商店街 (新潮文庫)
商店街の町並み乾物屋の佇まい。どこを見ても何か懐かしい良い雰囲気の商店街といったこの高円寺純情商店街、そこの中程あたりに店を構える江州屋乾物店の家族達が起こすほのぼのとしたストーリー。読み終わったら商店街へふらっと行きたくなるような、かつお節が食べたくなるような、そんなほっこりとするようなお話です。