とっぴんぱらりの風太郎
超長編だけあって、読むの大変・・・と思いきや、
読み終わるのがもったいない、と感じる作品だった。
どのキャラクターにも、憎めない愛すべき個性があって、
後半はもう身内レベルの愛着がでてしまって、うるうるしっぱなし…。
読み終わるのがもったいない、と感じる作品だった。
どのキャラクターにも、憎めない愛すべき個性があって、
後半はもう身内レベルの愛着がでてしまって、うるうるしっぱなし…。
悟浄出立
稀にみる傑作短編集。脇役達から語られる古典が、生き生きと蘇ってくる。そこから人生が、尊厳が、自立が、愛がほとばしる。最終話「父司馬遷」は号泣せずには読めないだろう。夏休みに読んで絶対損なし。
偉大なる、しゅららぼん プレミアム・エディション [DVD]
本作で登場する、日出家・棗家の持つ「力」はともかくとして、誰でも「力」というのは持っているものだと思う。
力、というと大げさだけど、簡単に言えば、人より秀でている、自慢できるものということだ。
だけど、それをどう使えばいいか、そう聞かれて明確な答えを出せる人はたぶんそうはいないだろうと思う。
本作を観て、その答えの一つを教えられた気がする。
それは、「『力』は、自分以外の誰かを幸せにするためにあるのだ」ということ。
自分の「力」も誰かの幸せの力に少しでもなっていてほしい、そう観終わった後感じた。
万城目学の実写作品にはあまり良い感触を持たない人いると思う。
自分もその一人だけど、本作は違うので、そのような人には見てほしい。
力、というと大げさだけど、簡単に言えば、人より秀でている、自慢できるものということだ。
だけど、それをどう使えばいいか、そう聞かれて明確な答えを出せる人はたぶんそうはいないだろうと思う。
本作を観て、その答えの一つを教えられた気がする。
それは、「『力』は、自分以外の誰かを幸せにするためにあるのだ」ということ。
自分の「力」も誰かの幸せの力に少しでもなっていてほしい、そう観終わった後感じた。
万城目学の実写作品にはあまり良い感触を持たない人いると思う。
自分もその一人だけど、本作は違うので、そのような人には見てほしい。
かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (角川文庫)
アカトラの猫、マドレーヌ夫人は外国語が喋れる猫だ。
猫にとっての外国語。それは、犬と言葉が通じるということだ。
マドレーヌ夫人は夫とは会話ができる。
マドレーヌ夫人の夫とは、かのこちゃんの家の飼い犬である玄三郎だ。
かのこちゃんは小学一年生の女の子。その父親は鹿と喋ったことがあるんだって。
かのこちゃんの素敵な家族の姿も微笑ましく、地に足が着いている感じがして快い。
猫も、犬も、人も、活き活きと描写されており、まるで目に見えるようだ。
確かな表現に支えられて、マドレーヌ夫人のちょっと不思議な物語に、すんなりと読者は引き込まれてしまうのだ。
出会いがあれば別れがあり、日々の出会いと別れほど、ひとにとって大きな事件はない。
一番悲しい場面は、いっそ美しくすらあり、泣けて泣けてたまらなかった。
不思議だけど、不思議さを忘れた。それが猫であれ、犬であれ、人であれ、描かれている愛情がとても美しいから、ファンタジーと気負わずに読んでもらいたい気がした。
猫にとっての外国語。それは、犬と言葉が通じるということだ。
マドレーヌ夫人は夫とは会話ができる。
マドレーヌ夫人の夫とは、かのこちゃんの家の飼い犬である玄三郎だ。
かのこちゃんは小学一年生の女の子。その父親は鹿と喋ったことがあるんだって。
かのこちゃんの素敵な家族の姿も微笑ましく、地に足が着いている感じがして快い。
猫も、犬も、人も、活き活きと描写されており、まるで目に見えるようだ。
確かな表現に支えられて、マドレーヌ夫人のちょっと不思議な物語に、すんなりと読者は引き込まれてしまうのだ。
出会いがあれば別れがあり、日々の出会いと別れほど、ひとにとって大きな事件はない。
一番悲しい場面は、いっそ美しくすらあり、泣けて泣けてたまらなかった。
不思議だけど、不思議さを忘れた。それが猫であれ、犬であれ、人であれ、描かれている愛情がとても美しいから、ファンタジーと気負わずに読んでもらいたい気がした。
鴨川ホルモー|中古DVD [レンタル落ち] [DVD]
当たり前の事だが、好き嫌いが別れる作品だと思う。
ただ、僕自身は腹を抱えて笑った。
言ってはいけないと思いながらも、「くだらねーー」と思わず、言ってしまう
笑いが、あちこちに散らばっていて細かいところに拘りと笑いが隠されている。
特にちょんまげの行と落とし穴の行は、間とタイミングが絶妙。
それから設定がおもしろい。テレビ中継ならぬネット中継に解説者がいたりする。
疑問を持ったら、きりが無いが。
だから、深く考えたくない映画ファンには是非とも見て欲しい作品。
ただ、僕自身は腹を抱えて笑った。
言ってはいけないと思いながらも、「くだらねーー」と思わず、言ってしまう
笑いが、あちこちに散らばっていて細かいところに拘りと笑いが隠されている。
特にちょんまげの行と落とし穴の行は、間とタイミングが絶妙。
それから設定がおもしろい。テレビ中継ならぬネット中継に解説者がいたりする。
疑問を持ったら、きりが無いが。
だから、深く考えたくない映画ファンには是非とも見て欲しい作品。