いとこ同志 [DVD]
ヌーベルバーグの旗手と言われたクロード・シャブロル監督の代表作。撮影は名手アンリ・ドカ、助監督は後に「まぼろしの市街戦」を監督したフィリップ・ド・ブロカ!アイ・ヴィー・シーの商品だけあって、1999年日本劇場公開時のパンフレットの抜粋が解説書として同封されており、読み応え十分。結構、価値ある商品です。
いとこ同志 [DVD]
中平康監督『狂った果実』の影響下から生まれたという
対照的なふたりの青年を主人公に、不条理な社会と青年の移ろい傷つきやすい内面を描いた作品。
ワーグナーの曲を効果的に使ってましたね。
「ワルキューレの騎行」を聴くと『地獄の黙示録』の爆撃シーンを連想してしまいますが
次、この曲聴いたら、こっちを思い出すかもしれません。
ジュリエット・メニエルを見て、「この女、最低」と思う人もいるかもしれせんが
私はそんなに悪い子だとは思いません。そんなもんです(笑)
対照的なふたりの青年を主人公に、不条理な社会と青年の移ろい傷つきやすい内面を描いた作品。
ワーグナーの曲を効果的に使ってましたね。
「ワルキューレの騎行」を聴くと『地獄の黙示録』の爆撃シーンを連想してしまいますが
次、この曲聴いたら、こっちを思い出すかもしれません。
ジュリエット・メニエルを見て、「この女、最低」と思う人もいるかもしれせんが
私はそんなに悪い子だとは思いません。そんなもんです(笑)
いとこ同志 全集 [DVD]
今から35年以上前、「火曜日の女」シリーズというサスペンスのTV映画シリーズがあった。毎週火曜日の夜10時からのオン・エアーで、当時はまだ小学生の高学年だったため、細部まで覚えていないが(ただし、“ルー、ルルゥ、ルルー”とのスキャットで始まるテーマだけは、今でも口ずさめるが)、タイトル名の如く、古今東西のミステリーを原作に、女性が主人公の傑作サスペンス揃いで、両親と共に大層面白く観ていた記憶がある。星由里子、大空真弓、三田佳子らが主演し、W・アイリッシュの「幻の女」や松本清張の「山峡の章」、それにS・ジャプリゾやC・アルレーの作品も取り上げられていた気がするが、中でも一番の傑作は、倉本聡が脚本を書き、岸田今日子が主演した「ガラス細工の家」で、有名私立中学受験を控えた医師一家の息子たちの誘拐を巡るサスペンスは、当時自分が同じ境遇にいた事もあり、今でも鮮烈に覚えている。さて、今作は、横溝正史の「三首塔」を原作にしているが、モチロン金田一耕助は登場せず、島田陽子をヒロインに連続殺人が繰り広げられる。当時子供心にスゴク怖くゾクゾクしながら観たものだが、果たして今日でも変わらず面白く観ることが出来るか楽しみだ。そして、前述した「ガラス細工の家」も、これを機にDVD化され、日の目を見ることを願いたい。