昔から腕時計には魅力を感じていました。
でも際限なくお金をつぎ込んでしまいそうなので目をつぶっていました。
見ないようにしていたのです。
だからどこが魅力のポイントなのか、歴史もカテゴリーもムーブメントの事も知らないで来ました。
が、この本がその封印を粉微塵に吹き飛ばしてしまいました。
いや〜、腕時計の世界って知れば知るほど面白いんですねえ！
読み物としてもとてもよく書けている本です。
お奨めです。
でも、この本読んだら結構なお金を使っちゃうのは覚悟してください。
どうしたってお気に入りの腕時計ってのが見つかっちゃって、何本か買い込んじゃいます。

いよいよ憧れの時計、ウブロを購入しようかと検討しているときに、本屋で発見し即購入しました。

２００４年に業績を立て直すためにＣＥＯとなったジャンクロードビバー、その翌年に発表された「ビッグバン」、
本書を読み進めていき、ウブロという時計のストーリーを知れば知るだけ魅力は増していき、欲求をさらに掻き立てられました。

マーケティング・スキル的な面でいうと内容的には弱いが、ジャンクロードビバーという人物の人柄、考え方は十分に伝わってきました。

ただ一つ残念だったのが、
「今やサッカー選手はどんなアスリートよりも、そしてハリウッドスターよりも影響力があるからね」
とありましたが、日本ではまだそこまでではないかなと、少なくとも自分にとってはそんなことはないです。。。

欧州リーグ、マラドーナやＦ１辺りが出てくるのはわかるが、エピソードでＪリーガーが何人も出てきたのは残念でした。

もっとふさわしい方たちのエピソードの方が、ラグジュアリーウォッチとしての価値が上がるのではと思ってしまいました。

あくまで個人的な価値観によるものですが、ウブロに対してカジュアル的なイメージが増してしまったような気がします。

本としてはウブロユーザー、購入を考えている方、憧れている方は時計への思いが深まるので読んで損はないと思います。

ウブロは知ってましたが、ビリーのことは知りませんでした。
しかし、このビリー会長がスゴイ人なのです！！
わかりやすく、楽しく読めました。
いろんな成功法則や、マーケティング、経営方法がありますので、
一口に「これが成功法」というのが無い気がしますが、ビリー会長のやり方は
間違いなく成功法の一つだと思います。

要するに、「人間性」。いかに、信頼され、ユーモアであり、ファンを多く作れるか・・・。
そういう事だと思います。