先日、2000年に発売された『Dbut』を聴いたところ、このCD(2007年発売)と著しく音質が異なっていた。Debutの方がかなり音質が良いのである。CDの中には再生できないものも含まれていたところから見ると、雑に制作したのではないか？と疑ってしまう。
35周年記念と銘打つからには、もっと良い商品であって欲しかった。

牧口雄二監督の大傑作、絶対オススメです。
それにしても、この映画と「徳川女刑罰絵巻　牛裂きの刑」のDVD化はあり得ないと思ってました。信じられない、感激です。
私自身は心意気のある名画座で観賞しましたが、あまりの凄さに驚愕しました。それは見てのお楽しみで。
エログロのオンパレードみたいな作品ですが、不思議と不快感はありません。なんか幻想的で、音楽もきれいだし、もちろん笑わせてくれるし。

もちろんDVDは購入します。どうか心無い人々の中小により、発売中止にならないようお願いします。
ところで東映さん、この映画とは関係ないけど「喜劇特出しヒモ天国」もぜひDVD化してください。

川本喜八郎氏の人形劇「平家物語」をTVで見て彼の作品に魅せられ、人形展にも足を運び、その美しさと芸術性の高さに深い感動を覚えていました。
かねてから文学として関心を持っていた「死者の書」が、氏によってどのように表現されるのかに興味があってDVDを購入しました。
「平家物語」を動とすれば、「死者の書」は静の世界。一方は男性、そしてこの作品は女性が主役。
対象的なものでありながら、共通して通底音のように流れているのは「滅びの美」。
哀しみの涙が止まりませんでした。気品があって素晴らしい。
ただ一つ残念なのは、宮沢りえさんの子供っぽい声が作品の世界観に合わない気がすること。
これはあくまで個人的な好みですが、もう少し成熟した女性だったら、満点ですね。

勘所というか、要点というか重要な鍵をセンターピンとして捕らえて、わかりやすく説明する手法と、それが大事であることの意味合いはひしひしと伝わってきます。良くも悪くも大物で、一般人が参考にすべきところも多いと思います。しかし、倫理観が同様もしくはそれ以上に大事だということを知らしめてくれた本だと思います。哲学以上に倫理ということでしょう。

１回読んだだけではわかりにくいですね。でも、なんとなくですが文章の格調とか素敵だと思います。死者の魂と彼に触れる生者の姫を描いているというのはなんとなくわかりますが、今２回目に挑戦中です。