大和と宋悟が中心の第5巻です。
すごく切なくて胸が痛みました。

単行本の2分の1は、2人が高校生だった頃のお話でした。
恋人がいる宋悟に想いを寄せる高校生の大和と、その恋人をひき逃げ事故で失い、
我を忘れるほど苦しみ傷つく宋悟。
持って行き場のない怒りと喪失感で打ちのめされてしまった宋悟の心を支えるために、
自分の想いを伝えるよりも、親友として宋悟の人生を見届けることを決意するまでの
大和の心の軌跡を辿ることができます。

大和がそう決意するまでの2人の道程が、とても丁寧に繊細に描かれているので、
大和の決意が痛々しいほど、けれどもとても自然な成り行きの結果として伝わってきました。
大和が宋悟に感じている深くて濁りのない愛情が紙面に輝いていて、心が震えました！

半分を越えたところで、物語は現在の時間にもどってきます。
裏表紙カバーには「宋悟編ついに完結！！」とありますが、後半で大和の昔の恋人のことや、
かつて抱いていた宋悟への想いを、宋悟本人が知ることとなって、2人の関係は友人として
落ち着くどころか、余計微妙なものになったような気がします……☆

まだまだ、この2人の物語は続きそうな予感が…＾＾
今からとても楽しみです＾＾

圭と蘭丸、政と佳のラブラブ京都編。それぞれのカップルの視点で同じストーリーをディスク１と２に分けて収録してあります。どちらのカップルが主役かによって、同じ話でもこんなに違って聞こえるんですね。なかなか面白い趣向で楽しめました。前作がハードボイルドだったので今回の甘々なお話は久々にヘッドホンで聞かなきゃなーと思うくらいエッチな場面もいっぱい。それにしても蘭丸役の置鮎さんは色っぽいなー。はまり役ですね。

ほのぼのでラブラブ。聞いている自分もすごくあったかい気分になれるので、くりかえしくりかえし聞いてしまいました。はじめのころにはちょっとぎこちなさを感じていたまさかいコンビも今ではのりのり。最後の声優さんたちのトークも地のままでわきあいあいとした感じ。内容はほぼ原作通りです。１枚目のＣＤで新人とジャケットに書かれていた一条さんも今ではすっかりベテランですよね。最近出たＸとほぼ同じところで終わっているので、次はいつになるか分からないけど、コミックと合わせて、ずっと応援しています。

政と佳の、お互いを想いながらもすれ違い続けてきた
気持ちがやっと通じ合ってしっかりした物になってきた
感じです。聞いた後ほのぼのしました。
圭と蘭丸ファンはミニドラマとトーク、CMくらいですが、
もうこちらはできあがってしまってるし……ミニドラマは少し
マンガと違います。

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