グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)
仮想世界のリゾートというプロットは確かに今では珍しいものではないかも知れませんが、現実世界と断絶されているということ、また謎の敵に世界を侵蝕されていくというストーリーは、最初から最後まで飽きることなくグイグイ引っ張られていきます。あちこちに複線が張られており、最終章に向かって徐々に複線が解かれていく流れ、「あぁそういうことだったのか!」という驚きが最後までずっと続いていきます。こんなに面白い SFは近年読んだことがありませんでした。
多少グロテスクな描写があるため、苦手な人には注意。ただし僕は強くオススメします。
多少グロテスクな描写があるため、苦手な人には注意。ただし僕は強くオススメします。
グラン・ヴァカンス 廃園の天使Ⅰ
本当は続編を読んでから書くべきなのだろうが、面白かったので。
しばらくこういった本格的なSFからは遠ざかっていたので、どんな位置を占めるのかは皆目わからないが、久々にわけのわからない法則でできたわけのわからない世界を彷徨う感覚を堪能した。文章の巧みさも、私のようなSF素人の読者をぐんぐん引っ張っていく要素の一つであろう。
書店で、あるいはこのサイトで表紙を見て気になっている方、ぜひ読むべきだ。ジャンルなど問わない小説の面白さがここにある。
私も続編はこれから手に入れなきゃなのだが、物すごく楽しみ。
しばらくこういった本格的なSFからは遠ざかっていたので、どんな位置を占めるのかは皆目わからないが、久々にわけのわからない法則でできたわけのわからない世界を彷徨う感覚を堪能した。文章の巧みさも、私のようなSF素人の読者をぐんぐん引っ張っていく要素の一つであろう。
書店で、あるいはこのサイトで表紙を見て気になっている方、ぜひ読むべきだ。ジャンルなど問わない小説の面白さがここにある。
私も続編はこれから手に入れなきゃなのだが、物すごく楽しみ。