飢餓海峡 [DVD]
中1の時だったか、TVで「飢餓海峡」を放映していて親が観ていたので、強制的に観させられた形になった事がありました。
(現在思い返すと、中学生に観せる内容では無いと思いますが)
「やっぱり犬養さんだ!!」
目を輝かせて、1晩だけ出会った男性を、10年間恩人と感謝し続けやっとの再会を心底よろこんでいる女性。
しかし、その恩人は名前も変え妻もいて、過去は消し去りたい忌まわしいものでしかなかったー。
すっかり忘れ去っていた1晩過ごしただけの女が、容赦なく過去を突きつけてくる、と激しく動揺し、そうする必要など全く無い事をしてしまった、最悪の事態。しかし、女性は最期まで微笑んでいたー。
観た後心の中が北極にでもなったように感じてずーっと忘れられませんでした。このDVDをAmazonで発見して購入。
TVで観たのはカラーでしたから、あれはまた別に製作されたものだったのでしょう。
昭和40年1月公開時、私はまだ生まれてもいなかったので左幸子さんや三國連太郎さんとしらない役者ばかりです。そして180分と長い…、と感じる筈なのですが、全然そうは思いませんでした。
モノクロなのですが、凄く鮮明に、そしてTVで観た時同様強烈な印象をのこしました。
まず、ニュース映画のような冒頭から観客を引き込むのが上手い。普段、邦画は殆ど観ませんが、これは一生保存版にします。そのくらいすごい。
これ、映画よね?と映画である事を忘れそうになる程の役者の演技。
凄まじい悲劇に観終わって、心の中が凍りついてしまいます。
左幸子さんが演じた女性は最期、微笑みは見せませんでしたが(個人的にそこは残念)、悲しいくらい、狂気にもにた執念で恩人を思い続けた愛すべき女性で…救いがありません。
現在こんな役を演じられる女優は…、思い浮かびません。
ラストの海は観たものにどんな思いを与えるのでしょう?残酷な深い青(モノクロですが)、私にはそんな風に強烈に刻みつけられました。
少々お高いですが、お勧めです!!
(現在思い返すと、中学生に観せる内容では無いと思いますが)
「やっぱり犬養さんだ!!」
目を輝かせて、1晩だけ出会った男性を、10年間恩人と感謝し続けやっとの再会を心底よろこんでいる女性。
しかし、その恩人は名前も変え妻もいて、過去は消し去りたい忌まわしいものでしかなかったー。
すっかり忘れ去っていた1晩過ごしただけの女が、容赦なく過去を突きつけてくる、と激しく動揺し、そうする必要など全く無い事をしてしまった、最悪の事態。しかし、女性は最期まで微笑んでいたー。
観た後心の中が北極にでもなったように感じてずーっと忘れられませんでした。このDVDをAmazonで発見して購入。
TVで観たのはカラーでしたから、あれはまた別に製作されたものだったのでしょう。
昭和40年1月公開時、私はまだ生まれてもいなかったので左幸子さんや三國連太郎さんとしらない役者ばかりです。そして180分と長い…、と感じる筈なのですが、全然そうは思いませんでした。
モノクロなのですが、凄く鮮明に、そしてTVで観た時同様強烈な印象をのこしました。
まず、ニュース映画のような冒頭から観客を引き込むのが上手い。普段、邦画は殆ど観ませんが、これは一生保存版にします。そのくらいすごい。
これ、映画よね?と映画である事を忘れそうになる程の役者の演技。
凄まじい悲劇に観終わって、心の中が凍りついてしまいます。
左幸子さんが演じた女性は最期、微笑みは見せませんでしたが(個人的にそこは残念)、悲しいくらい、狂気にもにた執念で恩人を思い続けた愛すべき女性で…救いがありません。
現在こんな役を演じられる女優は…、思い浮かびません。
ラストの海は観たものにどんな思いを与えるのでしょう?残酷な深い青(モノクロですが)、私にはそんな風に強烈に刻みつけられました。
少々お高いですが、お勧めです!!
池辺の棲家 (角川文庫)
夫と二人で移り住んだ池の畔の一軒家、夫は母の介護で実家に帰り暫くの一人生活を楽しむ。窓辺に来る鴉と話し、池に来る鳥達を愛し、花や木達を愛で、虫に同化、まさに花鳥風月の生活。
日本野鳥の会の理事だけあり、野鳥に対する表現は確かで自然を愛する気持ちがにじみ出ている。とても丁寧に書かれた作品、たまにはこんな作品を読んで心と体をきれいにしたいものです。
日本野鳥の会の理事だけあり、野鳥に対する表現は確かで自然を愛する気持ちがにじみ出ている。とても丁寧に書かれた作品、たまにはこんな作品を読んで心と体をきれいにしたいものです。
<あの頃映画> 五瓣の椿 [DVD]
映画としては色々と問題はあるであろうけれども、全編に漂う若き岩下志麻の美しさ、艶っぽさは圧倒的であり、彼女のファンであれば、是非とも見るべき作品である。また、彼女のファンでなくとも、これを見れば、皆彼女のファンになるであろう。要するに、彼女のファンは、日本中に広がるであろう。
その真っ白な背中など素晴らしく、惚れ込んでしまう。
「これがあたしのおとっつぁん・・・」
少し冷静になって再び見ると、左幸子もうまいんだなぁ・・・
昔の大女優ってすごいなぁ。
その真っ白な背中など素晴らしく、惚れ込んでしまう。
「これがあたしのおとっつぁん・・・」
少し冷静になって再び見ると、左幸子もうまいんだなぁ・・・
昔の大女優ってすごいなぁ。
ジーンとともに
鳥の目になって、この世界を見るとこんなふうに見えるのか!と、素直に引き込まれて読んでしまいました。おもしろかったです。鳥瞰という言葉がありますが、自分も高い所からそうしているような気になりました。鳥を擬人化して書いていますが、あくまでも鳥の視点を失わないところがすごいです。生態も詳しく書いてありますし、生き延びるための渡り鳥の苦労や知恵には、感動すら覚えました。雀など、身近な鳥の章もあって、興味深かったです。表紙を見るたびに、「この本、よかったなあ」って思ってしまう一冊です。