ナンノの映画ですが　だいぶ古いけどねえ　でも好きですねえ　有難う御座いました

１９８７年こと昭和６２年公開作品、主演は当時、トップアイドルだった歌手の南野陽子、映画は「スケバン刑事」に続く第２弾目作品、共演は長身２枚目モデルだった俳優の阿部寛、更にコメディ俳優の柳沢慎吾、名優の野際陽子に丹波哲郎と実に豪華！、漫画家の大和和紀先生の代表作「はいからさんが通る」の実写版映画化作品ですが、バブル期に制作をされただけあって大正時代のセットが実に豪華！、観ていてとても楽しい作品に仕上がっていました。

　とうとう、太閤さんが死んでしまいました、ストーリーは、これから疾風怒濤の世界を進んでいくんだな、と感慨深いです。
　でも、まずは於通と近衛公が変則的な形とはいえ、結ばれ、一女を儲けたのは喜ばしい限りです。この辺は、逸話だらけで実態が今ひとつわからない於通と、実子は庶子ばかりという近衛公の実態をうまく利用していてなるほど、と思わせました。
　太閤さんの醍醐の花見でのさびしげな姿にはものすごく同情しました。でも、まだまだ続くんでしょうね。お福がでていることから、もしや、東福門院入内、紫衣事件、明正天皇即位まで話は進むなんてことはないですよね。今後も目が離せません。でも、大阪夏の陣は読まないだろうな、と思う大阪人のわたしです。

衣装はしっかりしておりよかったです、細部まで細かくこだわりがありました。
当たり前ですが靴下はほかの洗濯物と一緒に洗うと大変な事になりますのでご注意を。

大和和紀の最初の大ブレイク作『はいからさんが通る』が登場したとき、すでに『らぶ☆ぱっく』『レディーミツコ』という傑作が飛び石のように出現していた。もちろんその後も現在に至るまで、素晴らしい作品は数多いが、この『イシュタルの娘』は大和和紀がいまあらたに大きな山をきわめようとしているのではないかと、そんな予感を抱かせる。

むずかしいことは抜きにして、これは傑作。夢中になって読んでしまった。戦国時代に実在した「佳い女」こと小野於通。その輝きはあたかも戦国の闇を夜明けに導く明けの明星――と裏表紙の紹介にあるとおり。多くの才能に恵まれた賢い娘が、戦乱の世にあっても美しいものを生みだすことができる人間という存在を何よりも愛おしみ、美術や芸能を愛でて、書家としての足跡を残しつつ、信長や秀吉、家康に重用される。歴史大河ロマンとしては額田女王を主人公にした『天の果て　地の限り』と似た手ざわりだが、このヒロインはおそらくとてもしなやかで、万葉の歌人よりもずっとしぶとく、より人類愛的な大義を見つけて生き抜いていくのではないか。

読ませてくれてありがとう！と、まずはそう言いたい。続きを心から楽しみにしています。