一見して地味なゲームで、お子様には薦められません。

純然たる大人のゲームです。

発売して10年近く経つと思うのですが未だにやってしまう中毒性の高さ。

登頂の達成感、遭難時の焦燥感、遺体発見時の絶望感、、、

美麗なムービーなど無くてもビシビシ感じる雰囲気がこのゲームにはあります。

全てのハード、ジャンルを合わせて私の中の五指に入ります。

続編は間違いなく出ないと思いますが、他のメーカーが引き継いででも出してほしいと思わせるゲームです。

私はこのビデオを見ることにより、チーム編成による遠征のロマンを知りました。世界的なクライマーが日本では考えられない規模のビッグウォールを登って行きます。標高5300m・ビッグウォールの途中に吊り下げられたキャンプ2のテントの中の映像は必見です。最後に、アレックス･ロウのご冥福をお祈りします。

たまに行くボルタリングウオールの横にちょこんと置いてあったこの本を眺めていて、トレーニング方法が紹介されているのが気になって購入しました。私自身は超初心者なので、フリークライミングや用具説明等の部分はまだまだ知識というか憧れといった感じで眺めているような状態ですが、後半にあるトレーニング方法やコンディショニング・ケア方法などがとても具体的で役に立っています。（…といっても初心者の私にはなかなか高度で出来ないものもありますが…）　　私的にはボルタリングを始めたばかりなのでクライミング全般は知らない事ばかり。この本をゆっくり読んでるだけでも楽しめます。

　北極圏のカナダ　バフイン島に天を突くように垂直に切り立って聳える岩峰に挑む彼らには、恐怖という感情が喪失してしまっているのであろうかと疑いたくなるような、鍛え抜かれた体力と日頃の鍛錬、知力、クライミング技術、それにセンスと何よりも強靭な精神力と勇気でその立ちはだかる困難を克服していく。夏とはいえ、北極圏に位置するいきなり3000メートル級の氷河を頂いた垂直の岩峰にしかもその山頂からまるで、モモンガのようなユニホームを着て、その絶壁を投げ出すように飛び下りて行き、背中につけたパラシュートを開いて降りるという破天荒な行為は思わず度肝を抜いてしまう。それは、自分たちは絶対にトラブルや失敗（死なない）しないという保証があって挑戦しているようにさえ感じる。どうしてこんなことが現実にやってのけられるのであろうか。信じられない思いで一杯である。
　ただ、登攀のエリアが北極圏まで拡大しているのかと、あらためて地球温暖化を実感するのである。地球温暖化はもう人間の力ではどうにもならないほど地球を蝕んでいるように感じるのである。

ムーブやトレーニング方法の説明をする本は数あれど、
安全に登るために必要な技術をこのようにわかりやすく解説している本には初めて出会いました。
目次ページからして、筆者の分かりやすさへの妥協ないこだわりが感じられ、安全技術伝達への情熱が素晴らしいです。
初心者ですが、しっかりと隅々まで読みたい教科書。