問題なくお取引できました。使い方も簡単です。効果のほどは使い始めたばかりでまだ実感出来ていませんが期待しています。

初めて見たとき、ラスト・シーンで涙が出てくるのを止めることができなかった。
大林監督の尾道ものは全作品ノスタルジー色があって好きだが、この映画は特に子供の時代への懐かしさをかき立てられる。

俳優では小林桂樹の演技が素晴らしい。日本映画の黄金期から活躍していた名優だが、威厳があり尚且つ少し呆けたようにも見えるおじいちゃんを存在感抜群の演技で見せる。表情の一つ一つ、動作の一つ一つが的確で巧い。声もまた圧倒的な存在感がある（ジブリの「耳をすませば」の地球屋の老主人の声の演技が抜群だったのも頷ける）。
この映画は脚本や他の部分も優れているが、小林さんの演技に多くのものを負っていると感じた。

また、他の大林尾道映画と同じく少年少女のストーリーと言うこともできるが、小林さんの存在感が大きいこと、また由太（厚木拓郎）幼い日の賢四郎、お玉ちゃん（宮崎あおい）等小学生世代の子供が大きな役割を負うことから、他の尾道ものとは少し異なる雰囲気があり、それがまた幼い日への郷愁を感じさせる。
ファンタジーと言ってしまえばそのままだが、少年時代の「魚谷の多吉」とのシーンではドキドキするし、「お玉ちゃん」とのシーンでは感極まってしまう。

今は整備されてしまった、尾道の海岸の懐かしい風景も見られる。尾道ものの最終作としてふさわしい映画だと思う。

夏の強い日差しをさえぎってくれて暑さ対策に大変役に立ちました。