Geese & The Ghost
77年発表の1st。この人はジェネシスのオリジナル・メンバーの一人であり、ジェネシスの2nd発表後に脱退した。ジェネシスの長い歴史において彼の存在は比較的地味だが、彼のこの作品を聞くと彼がジャネシスに与えた影響がどれほど強かったかと言うことが良く分かる。まあ影響を与えたというよりも、おそらく彼がジェネシスという型を作り上げたと考えるのが妥当なのだろうと思う。この作品では初期ジェネシスそのもののファンタジックな作風で完結されており、彼の作品の中でも完成度がすこぶる高いものだ。ハケットも同じようにジェネシスそのものの型をソロで再現して見せたが、アンソニーの方は更に繊細で静的要素が強くクラシック色が強い。
美しく幻想的なイントロダクションの1.の後、クラシック・ギターやリュートなどを駆使したガラス細工のようなサウンドに、暖かみのあるフィル・コリンズのヴォーカルが乗った2.への流れの素晴らしいこと。3.以降のヘンリー8世をモチーフにした組曲はまさに宮廷音楽といった端正な響きを持っている。
サウンドの基本はアンソニーの12弦を中心としたアコースティック・ギター。マイク・ラザフォードが全面参加し、フィルも2曲でヴォーカルを披露。ジョン・ハケット(fl)ら木管奏者、弦楽奏者が参加して美しい演奏を聞かせている。アンソニーはこの作品を作るために1からクラシック・ギターを学び直したそうだ。何と言ってもジェネシス脱退後7年後の処女作なのである。
何にしてもこの美しいジャケットがこの作品を見事に表している。ここまで中世の英国をイメージさせる作品は珍しいが、それを差し引いても楽曲アレンジ共に素晴らしく、どう考えても英国ロックの秘宝の一つだと思う。
美しく幻想的なイントロダクションの1.の後、クラシック・ギターやリュートなどを駆使したガラス細工のようなサウンドに、暖かみのあるフィル・コリンズのヴォーカルが乗った2.への流れの素晴らしいこと。3.以降のヘンリー8世をモチーフにした組曲はまさに宮廷音楽といった端正な響きを持っている。
サウンドの基本はアンソニーの12弦を中心としたアコースティック・ギター。マイク・ラザフォードが全面参加し、フィルも2曲でヴォーカルを披露。ジョン・ハケット(fl)ら木管奏者、弦楽奏者が参加して美しい演奏を聞かせている。アンソニーはこの作品を作るために1からクラシック・ギターを学び直したそうだ。何と言ってもジェネシス脱退後7年後の処女作なのである。
何にしてもこの美しいジャケットがこの作品を見事に表している。ここまで中世の英国をイメージさせる作品は珍しいが、それを差し引いても楽曲アレンジ共に素晴らしく、どう考えても英国ロックの秘宝の一つだと思う。
ファインマン計算機科学
計算機科学の本というよりは物性専門家から見た計算機という方が正しいです。
チューリングマシンなどいわゆる理論計算機科学の基礎の解説よりもコンデンサーと回路、情報とエントロピーとエネルギーの関係、など物理方面から見た機械の解説に多くのページを使っています。
ですので理論計算機科学を知ろうとして読むと面食らうところはあります。
物性ではなく本格的な計算機科学を学びたいならMichael Sipserの「計算理論の基礎」という本をお薦めします。
チューリングマシンなどいわゆる理論計算機科学の基礎の解説よりもコンデンサーと回路、情報とエントロピーとエネルギーの関係、など物理方面から見た機械の解説に多くのページを使っています。
ですので理論計算機科学を知ろうとして読むと面食らうところはあります。
物性ではなく本格的な計算機科学を学びたいならMichael Sipserの「計算理論の基礎」という本をお薦めします。
MOVE ライヴ・イン・トーキョー [DVD]
「今日、この日、この場所でしか生まれない音楽を探す旅に出たいと思います。」
このLIVEは、彼女のそんな言葉から始まります。
このアルバムがお気に入りの自分からしたら、その演奏が見れるというだけで購入しましたが・・・。
なんともまあ・・・。生でLIVEを見たかったと後悔させられました・・・。
アルバムの流れとほぼ同じに進行していきますが、彼女の中の元気さから繊細さまで、演奏でとても楽しませてくれます。
その迫力はまるで、映画を観ているかのよう。
わくわくしてドキドキして、涙あって、笑いあって、そしてまた最後に泣く・・・・・・。
上原ひろみさんの演奏というよりは、3人の息の合った演奏がこれでもかというぐらい堪能できます。
このトリオ・プロジェクトの素晴らしさをこんなに味わえて、とても幸せです。
ってことは、LIVEに行けたなら・・・・・・・・・・・。
兎に角、気になっている方は是非、この映画を観てみてください!
年末のLIVEは観に行きたい!!!
このLIVEは、彼女のそんな言葉から始まります。
このアルバムがお気に入りの自分からしたら、その演奏が見れるというだけで購入しましたが・・・。
なんともまあ・・・。生でLIVEを見たかったと後悔させられました・・・。
アルバムの流れとほぼ同じに進行していきますが、彼女の中の元気さから繊細さまで、演奏でとても楽しませてくれます。
その迫力はまるで、映画を観ているかのよう。
わくわくしてドキドキして、涙あって、笑いあって、そしてまた最後に泣く・・・・・・。
上原ひろみさんの演奏というよりは、3人の息の合った演奏がこれでもかというぐらい堪能できます。
このトリオ・プロジェクトの素晴らしさをこんなに味わえて、とても幸せです。
ってことは、LIVEに行けたなら・・・・・・・・・・・。
兎に角、気になっている方は是非、この映画を観てみてください!
年末のLIVEは観に行きたい!!!
ジェネシス・ヒストリー〜サム・オブ・ザ・パーツ【DVD/日本語字幕付】
ジェネシスの5人がTV番組の中だけとはいえ、再び一同に会する、というニュースが5人のセルフィーとともにネットを駆け巡ったのは今年の夏ごろだったろうか? このニュースに驚喜し、その映像を見ることのできる日を心待ちにしていたファンは多かったはずだ。
内容は"Together and Apart"として放送されたもの(もしくは編集されたもの)で、ジェネシス結成から、2007年の再結成ライブまでのバンドの歩みをメンバーのインタビュー、当時の映像や演奏、エピソードなどとともに、関係者(や?な人々)のコメントでつないでいくという構成となっている。プロダクションもすばらしく、非常にテンポもよいため、90分という時間があっという間に過ぎてしまう。あまりにテンポが良すぎて、字幕を読み切ることができないくらいだ。しかしながら、しばらく見ていくと、プログレ期のジェネシスファンであれば、だれもが違和感を感じるはずだ。
それは、本国英国で放送された直後から、この番組を見たファンの間で沸き起こったこの番組に対しての批判だ。ハケットの取り扱いが不当なまでに少ないのだ。インタビュー自体はトータルでも2分あるかないかといったところだろう。ソロ作品は他の4人はすべて時間を裂いているのに対しハケットはスルー。ボーナスのインタビューにも含まれていない。5人のトークもまるで意図的に外しているかのようなアングルばかりで、ひょっとして収録にはきていなかったんじゃないのか、と本気で勘ぐったぐらいだ。ハケット自身もFacebookに悲しみのコメントを寄せており、自身のサイトでは販売しないことを表明している。
番組の中だけとはいえ、5人が再びそろうことを楽しみにしていたファンにとっては本当に残念な内容だし、制作側の都合だけででこのような形にすることにより、ファンの期待を裏切ったことに憤りを禁じ得ない。本来であれば、☆一つか二つ(実際UK Amazonではほとんど☆1つ)だが、他の4人のインタビューが最新の映像とともに楽しめるし、彼らの今の関係や当時のバンドの空気感が垣間見えたり、新たな発見があるというのもまた確かだ。80年代以降のファンや、ピーターのファンにはおすすめできる内容といえるので、この評価が妥当と思う。
しかしながら、5人そろうことに価値があるんだよ、という私のようなファンにとっては、見終わったあとに、なんともいえない喪失感にも似たような感覚ばかりが残ってしまっているのが本当に残念だ。
内容は"Together and Apart"として放送されたもの(もしくは編集されたもの)で、ジェネシス結成から、2007年の再結成ライブまでのバンドの歩みをメンバーのインタビュー、当時の映像や演奏、エピソードなどとともに、関係者(や?な人々)のコメントでつないでいくという構成となっている。プロダクションもすばらしく、非常にテンポもよいため、90分という時間があっという間に過ぎてしまう。あまりにテンポが良すぎて、字幕を読み切ることができないくらいだ。しかしながら、しばらく見ていくと、プログレ期のジェネシスファンであれば、だれもが違和感を感じるはずだ。
それは、本国英国で放送された直後から、この番組を見たファンの間で沸き起こったこの番組に対しての批判だ。ハケットの取り扱いが不当なまでに少ないのだ。インタビュー自体はトータルでも2分あるかないかといったところだろう。ソロ作品は他の4人はすべて時間を裂いているのに対しハケットはスルー。ボーナスのインタビューにも含まれていない。5人のトークもまるで意図的に外しているかのようなアングルばかりで、ひょっとして収録にはきていなかったんじゃないのか、と本気で勘ぐったぐらいだ。ハケット自身もFacebookに悲しみのコメントを寄せており、自身のサイトでは販売しないことを表明している。
番組の中だけとはいえ、5人が再びそろうことを楽しみにしていたファンにとっては本当に残念な内容だし、制作側の都合だけででこのような形にすることにより、ファンの期待を裏切ったことに憤りを禁じ得ない。本来であれば、☆一つか二つ(実際UK Amazonではほとんど☆1つ)だが、他の4人のインタビューが最新の映像とともに楽しめるし、彼らの今の関係や当時のバンドの空気感が垣間見えたり、新たな発見があるというのもまた確かだ。80年代以降のファンや、ピーターのファンにはおすすめできる内容といえるので、この評価が妥当と思う。
しかしながら、5人そろうことに価値があるんだよ、という私のようなファンにとっては、見終わったあとに、なんともいえない喪失感にも似たような感覚ばかりが残ってしまっているのが本当に残念だ。