ロマンス
チューインガム・ウィークエンド、ぶっ壊れた3rdシングル。
当時、ライブではすでにおなじみだった3曲だが、CDをきいたとき、1、2曲目に爆笑した記憶がある。特に2曲目。
「コールドフィーバー」はライブで大好きだった曲。きもちが走ってしょうがない。(迷走?)ただ、このCDでは“あなたを揺さぶりたい”とうたっていて、CDリリース前後はライブでもそのようにうたっていたけれど、それより前と、それから後は“世界を揺さぶりたい”とうたっていて、“あなた”よりも“世界”の方がスケールの大きさが感じられ、好きだった。
ちなみに詞に出てくるフラニーはジョン・アーヴィングの「ホテル・ニューハンプシャー」の登場人物。バーディは映画「バーディ」の主人公。
余談だが、「ホテル・ニューハンプシャー」の映画では、かわいいナスターシャ・キンスキーが自分は醜いからと熊の剥製?を被っていたが、じゃあ、私は一体、何を被って暮らしてけばいいんだと思ったことがあった。
「サンシャイン」もライブで楽しかった曲。CDでのこの出来上がりは“うららかな午後の陽に/はしゃぎだすサルみたいに”最高だと思う。壊れてるなぁ…(笑)。
そして名曲「ロマンス」。
“怖がらないで おいで/君が見るのは 夢じゃないから”
ぎりぎりの切なさと、いろんな感情、想いが昇華されてく曲。祈りのような曲。終盤に向けて、ほんとうに私も“終ることができる”と思えてしまう曲。
但し、“杖をつく”前にハシくん、戻ってきてほしいと思ってます…。
当時、ライブではすでにおなじみだった3曲だが、CDをきいたとき、1、2曲目に爆笑した記憶がある。特に2曲目。
「コールドフィーバー」はライブで大好きだった曲。きもちが走ってしょうがない。(迷走?)ただ、このCDでは“あなたを揺さぶりたい”とうたっていて、CDリリース前後はライブでもそのようにうたっていたけれど、それより前と、それから後は“世界を揺さぶりたい”とうたっていて、“あなた”よりも“世界”の方がスケールの大きさが感じられ、好きだった。
ちなみに詞に出てくるフラニーはジョン・アーヴィングの「ホテル・ニューハンプシャー」の登場人物。バーディは映画「バーディ」の主人公。
余談だが、「ホテル・ニューハンプシャー」の映画では、かわいいナスターシャ・キンスキーが自分は醜いからと熊の剥製?を被っていたが、じゃあ、私は一体、何を被って暮らしてけばいいんだと思ったことがあった。
「サンシャイン」もライブで楽しかった曲。CDでのこの出来上がりは“うららかな午後の陽に/はしゃぎだすサルみたいに”最高だと思う。壊れてるなぁ…(笑)。
そして名曲「ロマンス」。
“怖がらないで おいで/君が見るのは 夢じゃないから”
ぎりぎりの切なさと、いろんな感情、想いが昇華されてく曲。祈りのような曲。終盤に向けて、ほんとうに私も“終ることができる”と思えてしまう曲。
但し、“杖をつく”前にハシくん、戻ってきてほしいと思ってます…。
コールド・フィーバー [DVD]
ごく普通の日本人サラリーマンが、アイスランドの地で亡くなった両親を供養するためアイルランドへいくというシンプルなストーリー
道中で出会う葬式収集家や、アメリカ人の若い夫婦、極北のカウボーイ。
真冬のアイスランドの美しい景色、雪のインスタレーションのなかで
さまざまなトラブルに見舞われながら、両親の死んだ場所へ向かう。
これはアイスランドとアメリカの合作で、日本人を主役にしたのは監督がアイスランドで起きた日本人学者の死亡事故がきっかけだったそう。日本人の慰霊儀式を見て、精霊を信じるアイスランド人の精神に共通するなにかを感じたのでは、と主演の永瀬さんがインタビューに答えている。
寒い地上と温泉で温かい地下という特徴を持つアイスランドという国と、
吹雪の中両親の死んだ場所へと向かう主人公の様子が
「コールド・フィーバー」という響きにしっくりくる
一人の日本人とアイスランドの神秘的な文化と感性が交わるとても素敵な作品でした。ジム・ジャームッシュとかかもめ食堂とかがお好きな方はぜひ!
道中で出会う葬式収集家や、アメリカ人の若い夫婦、極北のカウボーイ。
真冬のアイスランドの美しい景色、雪のインスタレーションのなかで
さまざまなトラブルに見舞われながら、両親の死んだ場所へ向かう。
これはアイスランドとアメリカの合作で、日本人を主役にしたのは監督がアイスランドで起きた日本人学者の死亡事故がきっかけだったそう。日本人の慰霊儀式を見て、精霊を信じるアイスランド人の精神に共通するなにかを感じたのでは、と主演の永瀬さんがインタビューに答えている。
寒い地上と温泉で温かい地下という特徴を持つアイスランドという国と、
吹雪の中両親の死んだ場所へと向かう主人公の様子が
「コールド・フィーバー」という響きにしっくりくる
一人の日本人とアイスランドの神秘的な文化と感性が交わるとても素敵な作品でした。ジム・ジャームッシュとかかもめ食堂とかがお好きな方はぜひ!
ソウル・ソース・リミックスド・フィーバーズ
う~んなんとも豪華なアルバムです。
実は私はリミックスされる前の元の曲を知りません。
Bobby CaldwellとかFlora Purimとかかなり有名なのでしょうけれど。
でも、私のようにリミキサーのうち誰かが好きだからとか、
そういう感じで買ってもきっと満足できるアルバムだと思います。どの曲もクオリティが高いです。
リミキサー陣の中で個人的に注目の方々をご紹介。
ドイツCompostからアルバムをリリースした夫婦ユニットEddy Meets Yannah、
世界で最も偉大なDJのうちの一人Danny Krivit、
爽やかなパーカッション使いが定評のある人気上昇中Rasmus Faber、
日本からはキャリアも長く今も日本のクラブ界を牽引する福富幸宏氏、
そして数々の企画盤を成功におさめてきた箭内健一ことSoul Source、
これまたビッグなDJであるJoey Negro、
フランスオシャレハウスといえばこの人Dimitri From Paris、
UFOなどを経て日本のフューチャージャズを引っ張ってきた松浦俊夫氏、などなど。
とにかく豪華です。そしてオシャレです。
実は私はリミックスされる前の元の曲を知りません。
Bobby CaldwellとかFlora Purimとかかなり有名なのでしょうけれど。
でも、私のようにリミキサーのうち誰かが好きだからとか、
そういう感じで買ってもきっと満足できるアルバムだと思います。どの曲もクオリティが高いです。
リミキサー陣の中で個人的に注目の方々をご紹介。
ドイツCompostからアルバムをリリースした夫婦ユニットEddy Meets Yannah、
世界で最も偉大なDJのうちの一人Danny Krivit、
爽やかなパーカッション使いが定評のある人気上昇中Rasmus Faber、
日本からはキャリアも長く今も日本のクラブ界を牽引する福富幸宏氏、
そして数々の企画盤を成功におさめてきた箭内健一ことSoul Source、
これまたビッグなDJであるJoey Negro、
フランスオシャレハウスといえばこの人Dimitri From Paris、
UFOなどを経て日本のフューチャージャズを引っ張ってきた松浦俊夫氏、などなど。
とにかく豪華です。そしてオシャレです。
COLD FEVER (ビーボーイノベルズ)
木原さんご本人もあとがきに書いていらっしゃいますが、
これは本当に一歩間違ったら「ドメスティックバイオレンス小説」かもしれない。
1巻の辛さが終わり、2巻では木原作品にはありえないほどのラブ満載。と思ったら3巻…こうきますか。。
記憶がなくなるということ。
この物語は記憶によって振り回される、痛々しいほどに思いつめた二人の、閉鎖的な恋愛を描いている。
絶対に忘れられない過去の過ちと痛み。
記憶がなくなったときは、そんな痛みも知らなかったから幸福だった。
けれど記憶が戻ったら、記憶をなくしていた間の出来事はなにひとつ覚えていない。
記憶をなくしていた時の幸福。
自分が絶対に手に入れられないと思っていたものを、記憶をなくした自分は持っていた。
たったひとつ、手に入れたかったものは、絶対になくならない愛情で、差し伸べてくれる手のひら。
けれどそれを信じるには、あまりにも過去は重く痛い。
目を逸らしたくなるような暴力シーンも、あまりにも悲しすぎる彼らの過去もすべてがリアルに痛みを伴う。
甘い夢は決して見られないけれど、それでもこの痛みは確かにどこかに存在する。
楽しんで読む、という作品ではないけれど、読まなければ後悔する作品ではある。
けれど容易な気持ちでは読めない、ということも追記しておきたい作品だ。
これは本当に一歩間違ったら「ドメスティックバイオレンス小説」かもしれない。
1巻の辛さが終わり、2巻では木原作品にはありえないほどのラブ満載。と思ったら3巻…こうきますか。。
記憶がなくなるということ。
この物語は記憶によって振り回される、痛々しいほどに思いつめた二人の、閉鎖的な恋愛を描いている。
絶対に忘れられない過去の過ちと痛み。
記憶がなくなったときは、そんな痛みも知らなかったから幸福だった。
けれど記憶が戻ったら、記憶をなくしていた間の出来事はなにひとつ覚えていない。
記憶をなくしていた時の幸福。
自分が絶対に手に入れられないと思っていたものを、記憶をなくした自分は持っていた。
たったひとつ、手に入れたかったものは、絶対になくならない愛情で、差し伸べてくれる手のひら。
けれどそれを信じるには、あまりにも過去は重く痛い。
目を逸らしたくなるような暴力シーンも、あまりにも悲しすぎる彼らの過去もすべてがリアルに痛みを伴う。
甘い夢は決して見られないけれど、それでもこの痛みは確かにどこかに存在する。
楽しんで読む、という作品ではないけれど、読まなければ後悔する作品ではある。
けれど容易な気持ちでは読めない、ということも追記しておきたい作品だ。