帯あらすじで興味が湧いて読みましたが、「子役の仕事」描写が少々物足りなく感じてしまいました。
故に「子役」という設定じゃなくても、単純に「学校でハブ状態」であれば成り立っちゃうなあ…。と思ってしまいました。
折角の設定が生かしきれてない勿体ないなあ、という感じです。

明治の時代と言えば武家制度の廃止と、近代国家を目指して町人も侍も関係なくこれから全てが始まる時代で、世界の近代国家に追いつこうと日本全体が活気に溢れている時代でもある中で、剣道は存在していたが柔道と言う武術がまだ誕生していないその時代をテーマにしたドラマを拝見し、絋道館を創設した矢野正五郎氏が柔道を世に知らしめた人物として、このドラマはその中で姿三四郎と言う人物像が描かれていて、大変面白い内容でした。

アイドルとしての加藤さんについては
まったく知らないのですが
この本を読んで新人作家としての
加藤さんに興味が湧きました。
次回作も是非とも読んでみたいです。

「なんだか苦しい」感じなどが
うまく表現されていたと思います。
「芸能界」という我々一般人には
わからない世界が舞台ですが
りばちゃんの「感情」には
私個人としては親近感を感じました。

とにかく、「アイドル作家の作品」と
毛嫌いするにはもったいないと思います。
一読の価値はあると思いました。

現実の法律の世界を知っている人間から言わせてもらうと、現実の法律の世界の人間はここまで腐敗していないです。

むしろ、腐敗が映る人間に何か闇を感じます。善と悪は現実に完全に分離出来るものではありません。そして、人の精神は完全に理解出来るものではありません。

ただ、主人公の在り方は法律の最初の精神だと思います。その心がドラマを輝かせていて、惹き付けられました。