ルーキー - 刑事の挑戦・一之瀬拓真 (中公文庫)
新人刑事が、いきなりの殺人事件。
そりゃ、まともには動けないですよね。
で、そこから、成長していく姿を、
いつも通り、丁寧に、丁寧に描いて下さっていると感じました。
若者の成長、良いと思います。
そりゃ、まともには動けないですよね。
で、そこから、成長していく姿を、
いつも通り、丁寧に、丁寧に描いて下さっていると感じました。
若者の成長、良いと思います。
見えざる貌 - 刑事の挑戦・一之瀬拓真 (中公文庫)
前作も読み、そして本作。帯には「警護課って・・・・何で俺がSPなんですか」
新米刑事の一之瀬君。皇居に隣接する警察署の刑事課の新米刑事。ひょんな事から「セキュリティポリス」へ移動? かと思いきや、そんな事はなかった。ブレイクが1歩も2歩も遅れたムナクソ悪い芸能人の警護だった。なんだ、本当のSPではなかったのか。
私はTVを殆ど見ない人間なので、芸能界の事やその裏の事は知らん。芸能界の裏はさぞや汚くてドロドロしているんだろうなぁ、という程度の認識。で、読み終えて「あ、芸能事務所はタレントを売る為に殺人まではしないのか」だった。事務所に所属する芸能人を売りだす為、そして守る為なら殺人でも犯しかねない、という予想は外れた。でも利用はする。
犯人は誰か、模倣犯は誰か、真の実行犯は誰か。実行犯に最終的な動機を与えた人物に罪はないのか?罪の意識がなかったら? 等々、考えてしまう作品でした。
興味深いのは、前作にも登場した同期。自ら進んで福島へ応援派遣されている城田と、
それとは対照的な都会で活力を見出す若杉。目立たずとも地道に地道に人の為の城田ルート、首都東京で馬力に物を言わせてバリバリの若杉ルート。主人公の一之瀬君がどっちへ行くのか、それとも自分はどうるすべきか? 次か、その次あたりでシリーズとの分岐点が決まるような気がします。
あ、企業爆破未遂&脅迫事件の件。これは要らないと思う。嫌な予感しかしない。父の負の歴史?は鳴沢シリーズで味わった。
それからもう一つ。本作に限らない事だけど、最近のいきなり文庫化シリーズには校正ミスが多い。あり得ない所に」があったりとか。
なんだかんだ書いたけど、けっこう引き込まれて読了しました。
新米刑事の一之瀬君。皇居に隣接する警察署の刑事課の新米刑事。ひょんな事から「セキュリティポリス」へ移動? かと思いきや、そんな事はなかった。ブレイクが1歩も2歩も遅れたムナクソ悪い芸能人の警護だった。なんだ、本当のSPではなかったのか。
私はTVを殆ど見ない人間なので、芸能界の事やその裏の事は知らん。芸能界の裏はさぞや汚くてドロドロしているんだろうなぁ、という程度の認識。で、読み終えて「あ、芸能事務所はタレントを売る為に殺人まではしないのか」だった。事務所に所属する芸能人を売りだす為、そして守る為なら殺人でも犯しかねない、という予想は外れた。でも利用はする。
犯人は誰か、模倣犯は誰か、真の実行犯は誰か。実行犯に最終的な動機を与えた人物に罪はないのか?罪の意識がなかったら? 等々、考えてしまう作品でした。
興味深いのは、前作にも登場した同期。自ら進んで福島へ応援派遣されている城田と、
それとは対照的な都会で活力を見出す若杉。目立たずとも地道に地道に人の為の城田ルート、首都東京で馬力に物を言わせてバリバリの若杉ルート。主人公の一之瀬君がどっちへ行くのか、それとも自分はどうるすべきか? 次か、その次あたりでシリーズとの分岐点が決まるような気がします。
あ、企業爆破未遂&脅迫事件の件。これは要らないと思う。嫌な予感しかしない。父の負の歴史?は鳴沢シリーズで味わった。
それからもう一つ。本作に限らない事だけど、最近のいきなり文庫化シリーズには校正ミスが多い。あり得ない所に」があったりとか。
なんだかんだ書いたけど、けっこう引き込まれて読了しました。